アイヌ語で「地の果て」を意味するシリエトク(知床)。
平成17年(2005年)7月17日、屋久島、白神山地に次いで
日本で3番目に世界自然遺産リストに登録されました。
神の子池から知床半島に入り、最初についたのが
「オシンコシンの滝」。
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「オシンコシンの滝」
途中から流れが2つに分かれているんで「双美の滝」とも呼ばれているそうです。
階段を上って滝の真ん前まで近寄れるので、
近寄ってみたら、水しぶきの影響か
滝の前はひんやりとしていて気持ちが良かったです。
岩肌を水が白い糸のように流れ落ちてくる様を間近で
見ているとまさにこの滝が、世界遺産・知床(しれとこ)を訪れた僕を
あたたかく出迎えてくれているような気がしてきました。
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知床八景・オシンコシンの滝
オシンコシンの滝から、知床観光船の乗船場がある
ウトロ(宿泊予定地)まではたったの数キロ、
車を走らせて次は知床観光船「おーろら2号」に乗り込みました。
予約しておいた時間ギリギリで焦りました(苦笑)
ウトロ港を出航し、世界遺産クルージング!!
知床観光船「おーろら2号」から知床半島を望みました。
断崖絶壁、そそり立つ夏の知床半島はまさに
原始のままで人を寄せ付けない世界遺産の風貌をたたえ、
観光船に乗る僕らを魅了してくれました。
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オホーツク海はキラキラと輝き、
船が通った跡に残る波や泡などの航跡も白くきらめいていました。
カモメがずっとついてきて気持ち良さそうに船の上を飛んでいました。
太古の姿をいまにとどめる知床半島は
平成のいま、人知を超えそこに存在していました。
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知床半島 (知床連山)
硫黄山から羅臼岳まで知床連山が
青い夏空に照らされています。
山肌や岩肌を覆う木々の緑が目にまぶしい。
白い雲がたなびき、奇怪な形に削り取られた
海食洞は妙にかわいらしく、、
ところどころ流れ落ちる滝もうつくしい。
海の色はまさに「オホーツクブルー」、
そして白い波と水しぶき、ここちよく響く船の音。。。
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知床や ああ知床や 知床や。
もし、芭蕉が平成に生きていたら
松島を訪れたときと同じように
句が思い浮かばなかったことでしょう。
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折り返し地点・カムイワッカの滝 (うしろは硫黄山)
僕たちのコースは硫黄山航路なので
硫黄山(カムイワッカの滝)で折り返しとなります。
帰りは船内に入り、ボーッと
知床半島を眺めていました。
船内のBGMは「知床旅情」が流れていました。
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僕は世界遺産・知床を見に来たということも事実ですが
それ以上に実は名曲「知床旅情」の生まれた知床を
訪れたかったという気持ちが強かったので
このBGMは耳に優しく、心に沁みました。
旅の情けか 酔うほどに さまよい♪
浜に出てみれば 月は照る波の上♪
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知床観光船「おーろら2号」
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(左)ウトロ港・オロンコ岩 (右)ウトロ港・ゴジラ岩
▼今回の北海道旅行コース
オシンコシンの滝、知床観光船
釧路川ボート下り(湿原川下り)とザリガニ釣り
(参考1)
前回/ 早春(2007年5月)のルートです
↓釧路・釧路湿原(ノロッコ号)・和商市場 勝手丼
↓阿寒湖(マリモ)・アイヌコタン(アイヌ古式舞踊) ※まりもっこり
(参考2)
前々回/ 冬(2007年2月)のルートです
↓ノトロ湖・サロマ湖
↓摩周湖
↓網走(オホーツク流氷まつり&網走監獄)
(参考3)
春(2007年5月)仕事帰りのルートです
↓拓真館 - 美瑛・前田真三写真ギャラリー
冬(2001年4月)
↓支笏湖で北海道を満喫、すごーく美しい湖
秋(2000年10月)
↓函館大門ぎおん通
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
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