生まれて始めて羊の毛を刈りました。
そして刈った毛から糸を紡(つむ)ぎました。
北海道清水町・美蔓めん羊牧場さんに乗り込み、
羊さんの毛をジョキジョキ刈ってきました!!
ご家族で牧場を経営されているようで
非常にアットホームな感じで、
ただその場所にいるだけで
うれしくってうれしくってたまらない気持ちになりました。*^-^*
北海道清水町・美蔓(びまん)めん羊牧場
靴の裏を白い粉で消毒して羊さんの飼育場に入ると
「めぇ~」「めぇ~」と
しきりに羊さんたちが鳴き声を上げます。
この2月や3月に生まれたばかりの
子羊もたくさんいて、
ちょこちょこちょこちょこ歩き回って可愛かったです。
耳を触ったらあったかかったです、
体温は38度くらいだそうです。
そんなこんなしていると
お兄さんが毛でフサフサの大きな羊を
引き連れてきてくれました。
毛刈りの開始です!
毛を刈るといっても相手は生身の動物ですから
パソコンを前にキーボードを打ってるようにはいきません。
動きますし、時には暴れますし
何よりもハサミで刈るときに
羊さんの肉(皮膚)を切らないように
細心の注意を払いながら進めますので
僕みたいな素人はなかなかうまくいきません。
ハサミも大きいので握力もなくなってきますし、
汗も掻いてきますし
3分の1くらいまで刈ってギブアップ。
(ハサミで一頭まるごと刈るのは絶対無理ですw)
残った毛はお兄さんやお母さんが
電動バリカンでキレイに刈ってくれました。
僕もバリカンも少しだけ使ってみましたが
バリカンの方が筋が良いと言われました。
えっへん、高校の野球部でバリカンはかなり使い込みましたからね(爆笑)
つるつるになった羊さんも
なんだかさっぱりしたようで、気持ちよさそうでしたヨ!
この羊さんは今年初めて刈ってもらったようで、
刈った毛は“バージンウール”といってぬくもりが違うそうです。
その後、お家の中にあげてもらって
糸つむぎの体験をさせてもらいました。
普通の旅行だとなかなか現地の方のご自宅の中に入ることは
できないのですが、糸紡ぎ体験は自宅の居間でやるようでした。
北海道ならでは“薪ストーブ(まきストーブ)”があって
やかんが乗っていました。
紡毛機(ぼうもうき/紡ぎ車)を使って
刈った毛を一本の細い毛糸に紡いでいくわけですが、
手先で糸をほぐしながら足のペダルを踏むのは難しく、
なかなか僕はうまく糸にできませんでした(泣く)
でも、手本を見せてくださった
お婆ちゃんやお母さんは上手、上手!
さすがですね。
なんだかこれからは羊毛がすきになりそうです。
毛刈りや糸紡ぎも勿論ですが、
この十勝の自然の中で
羊さんたちと一緒に暮らしているにほん人がいるということに
僕は無類の嬉しさを感じます。
人を疑わず信じ、開けっぴろげでおおらかな
素敵なにほん人が十勝に根づいているのです。
然別湖で星空を案内してくれた人も、
そして十勝の大地で羊と暮らす人も
みんなみんな平成の世に生きるにほん人です。
うるわしき日本!
みずみずしい北海道!
もう、すばらしすぎます!!!!
余談ですが、この後
道道55号(国道でもなく、県道でもなく、北海道道です)を通って、
幸福駅に向かいましたが、
とにかく十勝平野は広い。
フルスピードで車を走らせるんですが、
どんなに飛ばしても飛ばしても
同じような畑や牧草地が延々とつづきます。
広い!広い!広~い
ホント広いところだと体で実感しました。とにかく広いです(笑)
北海道、でっかいどう。(ふ、古いw)
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