ヒグマ出没!!
とうとう熊がでました。
道東を旅するということで
熊との出会いを恐れていましたが、
とうとう熊が出てしまいました。
知床五湖の散策は
残念ですが、
一湖、二湖のみとなってしまい
三湖、四湖、五湖はヒグマ出没のため
ルートがふさがれ閉鎖中になっていました。
せっかくきたんで
五湖全部を散策したいと思っていましたが
当然、危険を冒すわけにはいきませんし、
なによりもここ知床(しれとこ)では我々人間ではなく
動物や自然が主役です。
ヒグマくんの出没も
それは“世界遺産”知床ならではのできごとだと
思い直して、散策を始めました。
まずは遠く知床連山に見守られた遊歩道を歩きましたが
ここはヒグマ対策の電気柵などが設置されていて歩きやすかったです。
バッタ君もとんぼもカミキリ虫もいましたよ(^^)
知床五湖 「遊歩道」
次に原生林に包まれた五湖(一湖とニ湖)を散策しましたが、
鳥やセミの泣き声はせず、
サラサラサラサラ、静かに静かに葉っぱをわたる
風の音だけが聞こえてきました。
知床五湖 「一湖」
(右)ヒグマの爪あと(爪痕)
林道は森林の香りが気持ちよく、
熊笹が生えていたり、
倒木がそのままになっていたり
原始から続く手付かずの状態が逆に新鮮で
ここもやはり世界遺産なんだと素直に思えました。
ただ、自分自身もそうなのですが、
やはり世界遺産登録後に観光客が激増しているということで
それが逆に世界遺産の世界遺産たる部分を
失わせてしまうという結果になってしまうと
元も子もないのでなんとか、いまの状態を未来永劫
そのまま保存できるとすばらしいと思いました。
知床五湖 「ニ湖」
(左)クモ (右)蟻(アリ)
二湖近く、木々の切れ間から羅臼岳(らうすだけ)を
望める場所があったのですが
鏡のように澄んだ湖面には羅臼岳が逆さに映り、
「これはにんげんでは作れない!」と瞬間に僕は感じました、
「これは神さまにしか作れない!」と僕は感じたわけなんです。
神さまの贈りもの・世界遺産 知床。
写真ではなく、テレビではなく
やはりその場に行って、体全体でそのすばらしさを
体感することで感動が生まれます。
僕はこの場所に立ちつくし、
神さまからの贈りものを ズッとズッと眺めていました。。。
あゝ美しや知床、素晴らしやニッポン!
結構、一湖、二湖だけでも歩きがいがあったので、
ヒグマくんが出没してくれて距離的にはちょうど良かったかも??
三湖、四湖、五湖を見にまた知床五湖へ来るという
楽しみも残りましたしネ☆
結局、アイス食べちゃってる(笑い)
知床五湖へ向かう途中、
道路の上で真っ赤な血を流したエゾシカくんが
倒れていました。すでに息絶えていました。。。
僕は五湖の警備員さんに事故の発生を知らせましたが
警備員さんは無線でパトロール部隊?に連絡を
してくれていたようです。
エゾシカくんの無残な姿が目に焼きついてしまいました、
北海道を走るときはエゾシカくんやその他の野生動物さん達が
飛び出してくる可能性があるということを
頭に入れておいてください。
エゾシカくんは車のルールを判断することはできません。
年間で犠牲になるエゾシカくんは600頭近くになるそうです、
ホント可愛そうです。。。
道路すぐ近くにいるエゾシカくん (のぶひろ撮影)
▼今回の北海道旅行コース
ヒグマ出没!!知床五湖散策
釧路川ボート下り(湿原川下り)とザリガニ釣り
(参考1)
前回/ 早春(2007年5月)のルートです
↓釧路・釧路湿原(ノロッコ号)・和商市場 勝手丼
↓阿寒湖(マリモ)・アイヌコタン(アイヌ古式舞踊) ※まりもっこり
(参考2)
前々回/ 冬(2007年2月)のルートです
↓ノトロ湖・サロマ湖
↓摩周湖
↓網走(オホーツク流氷まつり&網走監獄)
(参考3)
春(2007年5月)仕事帰りのルートです
↓拓真館 - 美瑛・前田真三写真ギャラリー
冬(2001年4月)
↓支笏湖で北海道を満喫、すごーく美しい湖
秋(2000年10月)
↓函館大門ぎおん通
村内伸弘@ムラウチ ドットコム