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2007年 11月 12日(月)
山口県周南市大津島:回天記念館で烈士たちに黙祷
08.歴史・文化 , 09.旅行、温泉
全一覧(バックナンバー)
特攻兵器・人間魚雷「回天」
“天を回らし(めぐらし)、戦局を逆転させる”の願いから命名
山口県周南市にある大津島、
別名“回天の島”とも呼ばれるこの島を
僕は訪れました。


徳山港から大津島巡航の船に乗り、
大津島の馬島(うましま)というところへ向かいました。
大津島巡航という高速船です、
どうでもいいけど、僕とグーグー寝ている
おばちゃんの2人しか乗客がいないんですけど(^^;
大津島はそんな静かな島なのです。
港に着いて、
「周南市回天記念館」まで徒歩10分。
色づき始めたのどかな山道を歩くと、
そこに回天記念館がありました。

(左)鬣山/たてがみやま
(右)回天記念館
(右)回天創案者・黒木博司大尉と樋口孝大尉
不幸にも黒木大尉と樋口大尉は回天の訓練中に殉職。
残された回天特別攻撃隊の後輩たちは二人の死の翌日から
「黒木、樋口に続け」を合言葉に猛訓練をしたそうです。
そもそも、「魚雷に乗る」 ということが本来
コトバとして矛盾しているわけです。
魚雷は乗るものではなく、
魚雷は発射するものだと思うわけです。
その意味でも
魚雷に人間が乗るのは初めてだったし、
黒木大尉と樋口大尉は自分の命を捨ててでも
多くの日本人を残し救うという考えだったそうです。
(右)回天戦死者 145名、没時の平均年齢 21.1歳
ほとんどが20歳前後の若者だった。

特攻兵器「回天」
この中に入って、直接操舵し、敵艦に体当たりをする
「国家存亡の秋、じっとしておれないのです」
命と青春をお国に捧げた“烈士”たち。
今も艦とともに海底深く沈んで
海の藻屑となり、そのまま戦場にある“烈士”たち。
この密閉された狭い操縦席に乗り込んで訓練をし、
大量の爆薬を積んで敵艦に体当たりをしていった先輩たち。
彼ら“回天烈士”に今、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
館内には先輩たちの遺影がありました。
みんな、とってもいい顔してるんですよね、コレが。
キレイな顔でした。

(左)森繁久彌 「浮きつ島 鼓海を訪ふ」の碑
(右)「出口のない海」に使われた回天の操縦席 - 市川海老蔵が乗った
浮きつ島 鼓海を訪ふ
森繁久彌
天を回せよ
今は嗚呼
鼓海の波は静かなり
その勲しの
あとや哀し
大津島に鎮もれる
魂よ
静かに思ふ
人生に無駄なものが
あらふか
眠れ友よ いかにも
碧き 海に
平成五年五月二十二日 作
「いかにも碧き海に...」
あーん、胸に残りますねー
戦争は虚しく愚かです、
この回天記念館は畢竟、訪れる人々に
平和の大切さを訴え続けるために存在するし、
これからも存在し続けるのだと思います。
その意味でも、
いつの日にか
この僕のブログが心のどこかに引っ掛かっているならば
あなたにもぜひ訪れていただきたいと思います。
Kaiten Memoral Museum
回天記念館へ

回天が運ばれた海へ抜けるトンネル、
その後、彼らは海へ旅立った。
(トロッコに乗せてトンネルを通って運ぶ)
トンネル内には回天を運んだレールをコンクリートで
埋めた跡が今も残っています。

(左)トンネル内にあった回天を紹介するパネル
「戦友に別れを告げる特攻隊員たち」

回天発射訓練基地跡
人気(ひとけ)はなく、ただただ波の音だけが聞こえ
碧い海のなかを覗くと
ヒラヒラと魚たちが泳いでいました。
ヒラヒラヒラヒラ泳いでいました...
そこにたたずんでいると
なぜか猫が現れて、ジャレついてきました。
不遜な言い方だけど、回天特攻隊の方が
猫となって現れ慰霊をする僕にお礼を言ってくれたのかな
などと感じました。
慰霊が終わり、来た道を引き返すと
猫ちゃんがついてきました。
振り払おうとするのですが、
トコトコトコトコついてくるんです。
寂しいんでしょうか?
嬉しいんでしょうか?

帰りのフェリーの中から見た徳山港の様子
今の日本の姿は
回天の英霊たちが期待した姿なのでしょうか?
「ハイ、そうです!」
大きな声で自信をもって応えられるような
日本にしていきたいものです。
若い僕らがみんなで力を合わせて
英霊たちが期待したような日本の姿にしていきましょう。
●回天(○六金物一型)概要
全 長:14.75メートル
全重量:8.3トン
搭載爆薬重量:1.55トン
推進馬力:550馬力
最大速力:30ノット(時速約54キロ)
▼今回の広島・山口旅行コース
広島県呉市:大和ミュージアム (鎮魂!戦艦大和)
広島県呉市:てつのくじら館で潜水艦の中に入りました
広島県呉市:歴史の見える丘。この旧海軍工廠で戦艦・大和が建造された
広島県江田島市:旧海軍兵学校は赤レンガがうつくしい
広島県呉市:映画「海猿」のロケ地・両城の200階段からの呉らしい景色。
広島県広島市:原爆爆心地(中区)と原爆ドーム
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福岡県北九州市:門司港レトロは間違いなく“恋人の聖地”
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
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※このブログ記事は戦争や回天特別攻撃隊を美化するものではありません。
また、株式会社ムラウチドットコムとも一切関係がなく、
村内伸弘個人のプライベートな私的感想ですので予めご承知おきください(^^)
きょうのキーワード:周南市 - 大津島 - 回天記念館
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投稿者 ブログ社長 ムラウチ : 2007年11月12日 21:57
コメント
この 猫は
きっと
のぶひろ の
回天に乗った 若者たちへの
祈りにも似た 真摯な気持ちが
伝わったのでしょうね~~~
それで
お礼の意味で
ずーっと ついて
きてくれた のでしょうね~~~
投稿者 気楽なおじ : 2007年11月13日 11:08
気楽なおじさん
コメントありがとうございました。
僕もそう思います、
生きとし生けるものは生と死を繰り返しますからね。
猫ちゃんに生まれ変わったのかもしれませんし、
もしかしたら僕ら昭和フォーティーズに
生まれ変わっているのかもしれませんし、
今日生まれた赤ん坊も回天の若者たちの
生まれ変わりかもしれませんね。
投稿者 のぶひろ : 2007年11月13日 23:02
私の所属する団体も8月に大津島の回天記念館に行きます。第二次世界大戦で国や家族を命を懸けて守ろうと戦い、死んで逝った人たちが今の世の中をどう思っているか、私たちは誇れるような平和な世界を作ってきたのかを自分自分に問いかけ、考える場として、これからの生き方を見つめなおす場として、大津島に行きます。若い?私たちが未来ある子どもたちに伝えていくべきことを心に刻んできたいと思っています。
投稿者 MIYA : 2008年06月24日 08:55
MIYAさん
コメントありがとうございました。
8月に大津島の回天記念館へ行かれるんですね!
こういった記念館や戦跡は
日本人としての先輩たちと静かに対話ができる場所ですので
MIYAさんがおっしゃるように
自分自身の生き方を見つめ直したり、
人類やわが国の行く末に思いを
馳せることができると思います。
ぜひ、こころふるわせてきてください(^^)
この夏、僕は北方領土視察に納沙布へ行こうと
計画していますが、もう少しまとまった
休みが取れれば、サイパンのバンザイクリフや
パプアニューギニアのラバウルにも
足を伸ばしたいと思っています。
あとはやっぱり「硫黄島」ですね。
ここは全く足(便)がない場所なので
死ぬまでに一度で良いので慰霊に行きたいと
思っていますが、実現していません・・・
▼硫黄島からの手紙(硫黄島の戦い)
http://murauchi.info/weblog/2006/12/post_693.html
投稿者 のぶひろ : 2008年06月24日 20:29
50歳の主婦です。余命宣告を受けた父が初めて大津島に行きたいと申しました。友人がこの回天に居たそうなんです。
戦争の話を父が初めて語り、胸が詰まる思いでした(泣)
我々は戦争の経験も知らず、こうして平和に暮らせているのも
国や家族を命を懸けて守ろうと戦い死んで逝った人たちのお陰で今があるのですよね・・・
現在の世の中はどうなんでしょうか??
ほんとに、私たちは誇れるような平和な世界を作ってきてるのでしょうか??
みんなで力を合わせて英霊たちが期待したような日本の姿にしていきたいです。
大きな声で自信を持って応えられるような日本になってほしいです・・・・
そして、未来ある子どもたちに語り継いでいくべきだ!と思いました。
8月9日に心に刻んできたいと思っています。
読ませて頂きありがとうございました。
投稿者 max : 2008年08月03日 12:06
maxさん
コメントありがとうございました。
余命宣告をお父様が受けられたとのこと、
そのお父様のお友達が「回天」の乗組員だったとのこと、
それぞれ読ませていただきました。
8月はギラギラ輝く青春の季節であるとともに、
戦争や英霊の季節でもあるわけです。
maxさん、8月9日に大津島へ行かれるようですが
ぜひ、お父様と一緒の忘れられないすばらしい旅と
なることを祈念いたします ^^
たぶん、英霊の眠るこの静かな島は
maxさんとお父様とを温かく迎えてくれるんだと思います。
あの猫ちゃんもトコトコトコトコついてくるかも
しれませんネ(^^)
投稿者 のぶひろ : 2008年08月03日 12:48




