「生きたかったよ、死にたくはなかったよ」という
キャッチフレーズのドキュメンタリー映画
「TOKKO-特攻-」を見に
猛暑の続く中、渋谷・文化村前のシネアミューズへ行きました。
お盆休み中ということもあり、結構人がいました。
従来の特攻隊の映画とは異なるアプローチで
撮られたこの作品から当時の日本と日本人が
いかに真剣だったのかが伝わってきました。
棺(ひつぎ)となる特攻機に乗り込み
敵鑑に突っ込んでいった日本人としての先輩たちの
無念と慟哭とが静かに伝わってきました。
黒煙をあげながら急降下する特攻機の実写、
七面鳥のように米軍に撃ち落とされていく特攻機の映像。
鎮魂歌として流れる「同期の桜」が心に響きました。
特攻隊の生き残り数人の証言でつづる映画でしたが、
その方々ひとりひとりの人生と、それを支配した狂気の時代と、
人と時代が紡ぎ出したわが国の歴史とを想うとき、
平成の僕たちは二度とこの悲劇を起こさないことを誓い、
かけがえのないこの命を無駄にしないように
日々努力をしなくてはならないのでしょう。
平成という時代がその命名の由来通り、
こんなにも平和で豊かな時代であるのも、
昭和の戦争でお亡くなりになられた方々のお陰だと思います。
大変無礼な言い方ですが
若くして散っていった兵隊さん達は
もうすでに生まれ変わって現代のこの平和を
楽しんでいらっしゃるのかもしれません。
なぜならばこの平和は
僕のぶひろ達の世代が享受するものではなく、
間違いなく僕らのおじいちゃんや父親たちの世代が
満喫するものだと思うからです。
にほん人としての先輩たちの
誇り高くも無残で残酷な特攻での死が
新しい生命や命の再生につながっていると信じて已みません。
合掌、黙祷。
(参考)
・靖国神社 遊就館のゼロ戦 - 三菱零式艦上戦闘機五二型(A6M5)
・8月15日 終戦記念日: 靖国神社の献木 「さらば湖南よ」歩兵第百三十三聯隊 戦友一同
・昭和18年 宮崎県鵜戸神宮社前にて 中村肇少将(輜重兵監)と陸軍輜重兵学校の仲間たち
・SEALDs(シールズ)… 国会前デモ、日本の学生や若者が立ち上がった
・JYMA 日本青年遺骨収集団(ガダルカナル島自主派遣)からクラウドファンディングの寄付へお礼の絵葉書
・夏の終わり、蝉時雨の靖国通りを歩く
・九段・靖國神社の八重桜と、新緑と、青空と。
・映画「永遠の0(ゼロ)」感想 享年26歳、命輝かせた特攻隊員
・「嗚呼、八月十五日」 伸弘君へ村雄より。
・戦後60年。今井雅之さんの情熱舞台「 THE WINDS OF GOD 」
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
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