おびただしい数の若者の命が失われた時代。
沖縄で、フィリピンで、アジア全域で、
ビー玉がひび割れて粉々にされるように、
未来ある命が百万人単位で消えていきました。
今日のブログはその時代を刻んだ映画についての僕の感想です。
不思議に思えました。特攻隊の先輩たち、笑っていました。
B'zの歌うエンディングテーマ「永遠の翼」が流れる中、
鳥濱トメさんと一緒にスクリーンに映し出されたモノクロの写真の数々。
素敵な笑顔でした。。。
でも、血まみれになって敵鑑に体当たりしていくときの
表情は鬼神のようでした。
愛する人のため、
あんな表情で散っていった先輩たちがいる国に
生まれたことを僕は誇りに思いました。
石原慎太郎脚本・製作総指揮の
「俺は、君のためにこそ死ににいく」 を
新宿のコマ劇場前まで見に行きました。
にほん人としての先輩の死に様、生き様は壮烈であり、過酷でした。
運命とはいえあまりにも先輩たちの人生は短すぎました。
無残であり、残酷でした。
そして、彼らを取り巻く人たちの苦悩や煩悶は映画をみている
平成の僕らにも衝撃波のように伝わってきました。
にほんの美しい山河に見守られながら
ただひたすら死に急いだ特別攻撃隊員たち。
かけがえのないたった一つの命をなげうって
家族や祖国を守った若者たち。
涙して見たこの悲劇の主人公たちに較べ、
僕は一体なんなんでしょう?
39にもなって何をしているんでしょう?
あまりにも自分自身が情けなく恥ずかしかったです。
出撃で滑走する兄の特攻機の横を
残される弟が追いすがるように走るうつくしいシーン。
兄弟とは?家族とは?そして民族とは?
僕の頭の中をいろいろなことが猛スピードでめぐりました。
湧き出る岩清水のような透き通った涙が
ただただ滴り(したたり)落ちてきて仕方がありませんでした。
時代背景がちがうとはいえ、
この昭和のできごとは
人間として、
にほん人として
決して忘れてはならないものだと思います。
僕たちがこんなにも平和で安全で自由な国に暮らすことができるのも、
先輩たちや彼らを見守ったご家族、トメさんのような人々、
そして兄の飛行機を追った少年のように
戦後復興や高度成長に尽力した世代の皆さまのお陰です。
平日の朝10時50分からで観客は少なかったけれど、
少なくとも僕村内伸弘の胸の深く、
そう、こころの奥深いところを震わせてくれた
すばらしい映画でした。
家族や祖国、
愛するものすべてのために平和の礎となって
散華(さんげ)された先輩達に
最後に手を合わせ、感謝いたします。
ありがとうございました。
安らかにお眠りくださいませ。
映画「俺は、君のためにこそ死にいく」公式ブログ - SAKURA便り
(参考)
・SEALDs(シールズ)… 国会前デモ、日本の学生や若者が立ち上がった
・JYMA 日本青年遺骨収集団(ガダルカナル島自主派遣)からクラウドファンディングの寄付へお礼の絵葉書
・夏の終わり、蝉時雨の靖国通りを歩く
・九段・靖國神社の八重桜と、新緑と、青空と。
・映画「永遠の0(ゼロ)」感想 享年26歳、命輝かせた特攻隊員
・「 TOKKO -特攻- 」感想 KAMIKAZE(命の再生)
・「嗚呼、八月十五日」 伸弘君へ村雄より。
・戦後60年。今井雅之さんの情熱舞台「 THE WINDS OF GOD 」
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
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