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インドネシア・ジャカルタ旅行記 05 カンポン潜入、バジャイでパサール・イカンへ

カンポン(路地裏)を見つけました。

ファタヒラ広場から歩いて、
パサール・イカンに向かう途中、
カンポンらしき狭い通りを見つけました。

カンポンについては、日本で、
ジャカルタ路地裏(カンポン)フィールドノート」という本を
読んでいたので、その中を探訪するのを
楽しみにしていました!
さっそくですが僕のぶひろは
ジャカルタの路地裏・カンポンに潜入してみました!

川の向こう側にもカンポンがありました。

僕が足を踏み入れたカンポンはドブ川の流れに沿うようにありました。

ブーゲンビリアが素敵です。

カンポンに咲くブーゲンビリア

写真右が家屋、おんぼろの階段を登って 2階へ行けます。
「ジャカルタ路地裏(カンポン)フィールドノート」に書いてあった通り、
家と家がくっついて存在し、扉も開けっ放しです。
顔と顔を常に合わせ続ける濃密な人間関係が支配するカンポン、
人情と人情が混ざり合い交錯するカンポン。

日本ではすでに、完全に
失われてしまった住空間だと思います。

子供がやたらたくさんいます。

インドネシア。この子供たちが成人する頃には
一体どんな国になっているのでしょうか?

カンポンの子供たち。

なんだか、昭和の子供たちを撮った土門拳の
腕白小僧がいた」みたいな世界です。

アヒル?ガチョウ?
家禽(かきん)たちもカンポンの住民です。

家の前や路地路地の
ところどころに水たまりがあって、
ハエやヤブ蚊もいます。
大丈夫だとは思いますが、
デング熱とか、マラリアとか日本脳炎の危険もあるので、
蚊の飛来には充分注意しました(笑)

それにしても細長い道が延々と続きます。
途中、クネクネ入り組んで抜け出せなくなりそうになりましたw

インドネシア人の赤ちゃん

レンガの上に上っていた“悪ガキ”と吊る下がっていた洗濯物

カンポン=貧民街とか、スラムというのは当たりません。
薄型テレビを見ていたり、テレビゲームをしていたり、
女性陣は一生懸命料理をしていたりと概して平和な感じなのです。

真新しいバイクや自転車は停まってますし、
怖い雰囲気はまったくありませんし、
まったりと生活を楽しんでいるようにも見えてきます。
(もちろん生活は決して楽ではないのでしょうが。。。)
 

僕が見たこの都市カンポンの中は、最新の携帯電話を持った
けっこうな身なり(素敵な服)の人も歩いていましたし、
ただ、住宅インフラが整っていないだけで、
単純に貧民街と混同してはいけないと思いました。

そして、豊かさには、
物質的な豊かさと同時に、
精神的な豊かさという概念があることも
決して、忘れてはならないことでしょう。

彼らはよりよい暮らしを目指していて、
こんな風には思ってはいないでしょうが、
幸せなのは日本人なのか?
インドネシア人なのか?
という、根源的な問いは持ち続けなければならないでしょう。

オート三輪タクシー「バジャイ」

暑い中、細長いカンポンを歩き続け、
目的地のパサール・イカンも見当たらず完全に疲れ果てました。

せっかくなので、ここでオート三輪タクシーの
「バジャイ」にチャレンジです。
パサール・イカンまで確か 5000ルピア(約50円)という交渉をして、
バジャイに乗り込みました!

50円って、ゲーセンの乗り物より安いですよ(大爆笑)

エンジン音がうるさーい!
でも楽しーい

バジャイ最高です!

シンガポールのトライショーも、

香港の2階建てトラムも、

マニラのトライシクルも、

ハノイのシクロも、
その街の名物の乗り物は、実際乗ってみると、
やっぱり名物たる理由がわかるものです。

僕は、疲れた体を休めながら、
バジャイという乗り物に揺られてインドネシアを
満喫したわけです。

ハハハ、
男(おとこ)って、いくつになっても
乗り物好きですよねっ!w

バジャイのリアウィンドウ

パサール・イカンへ到着~

僕が乗ったバジャイ

オート三輪車「バジャイ」乗車記念、
そのカラフルで、個性的で、かわいらしい車体をパチリ!
なんだか見ているだけで、うれしくなりますね。

魚市場・パサール・イカンの中

着いたのがお昼の 12時頃だったので、魚市場は
終わってしまっているようでした。

まだ生臭い魚の匂いが残っていて、子供たちが
はだしで元気よくサッカーをしていました。

将来のワールドカップインドネシア代表は
強そうですよ~

たぶん、イスラム教の豚や犬がタブーという
宗教上の理由からだと思いますが
インドネシアはなぜか犬が少なく、猫が多いです。

魚(インドネシア語でイカン)を売る店

パサール・イカンの街並み

どことなく、オランダ統治時代の
港市の繁栄を思い起こさせてくれるような感じです。

パサール・イカンを闊歩するインドネシアの少年たち

正直、インドネシアの少年というよりも、
「昭和のこどもたち」って印象ですよね。

ニッポンの元祖「昭和のこどもたち」は、
成長するにしたがって、企業戦士に変身し
高度成長を現出していきましたが、
この子たちも、長ずるにしたがって、
アジアや世界を股にかけて大活躍をするんじゃないでしょうか!?

一国の盛衰は、あっという間です。
ゴールドマンサックスとかプライスウォーターハウスクーパースとかの
2050年の GDP予測でも、インドネシアという国は
僕たちの国・日本を逆転するということになっています。

・・・・

・・・・

まっ、40年後なんて、
誰もわかるわけはないですけどね
はっはっはっ

でも、インドネシアが大発展するんじゃないかというのは
僕の率直な感想です。
 
 

日の丸を胸に掲げた“日本びいき”のバイクタクシーを発見

パサール・イカンを出たところで、
どうやってファタヒラ広場(旧バタビア街)まで戻ろうかと思案していたところ、
このバイクタクシーのドライバーさんと運命的な出会いをしました。
バイクタクシーはベトナムで慣れてたので、
すんなり頼んで乗せてもらいました。

異国の地で真っ赤な日の丸を見るのは本当に嬉しいものです(^^)

日の丸といえば、赤と白。
インドネシアの国旗も赤と白なんですよ。
偶然にしては、やはり親近感が湧いてきますよねっ
  ↓↓↓↓↓

2008 日本インドネシア友好年

バイクタクシーに乗って、ファタヒラ広場に到着~

PS
スンダクラパ港(かつてのバタビア港)は、
結局、行きそびれてしまいました。
伝統帆船(ピニシ)も当然見損ねてしまいました。
次に来るときの楽しみが残ったと考えたいと思います(^^)

▼今回のインドネシア・ジャカルタ旅行記
インドネシア・ジャカルタ旅行記 01 成田空港で世界の美人スッチーを激写!

インドネシア・ジャカルタ旅行記 02 ボルネオ島上空を通りスカルノハッタ国際空港へ

インドネシア・ジャカルタ旅行記 03 サリナデパートとブロックM

インドネシア・ジャカルタ旅行記 04 コタ地区到着、遠足?の学生さん

インドネシア・ジャカルタ旅行記 05 カンポン潜入、バジャイでパサール・イカンへ

インドネシア・ジャカルタ旅行記 06 ファタヒラ広場とムスリムの明るい女の子たち

インドネシア・ジャカルタ旅行記 07 旧バタビア街(オールドバタビア)歩き回り

インドネシア・ジャカルタ旅行記 08 最高にうまいナシゴレン、夜のジャカルタ散歩

インドネシア・ジャカルタ旅行記 09 歓迎の塔、シャングリラホテル

インドネシア・ジャカルタ旅行記 10 トランスジャカルタ、大統領宮殿、スコールで雨宿り

インドネシア・ジャカルタ旅行記 11 モナス(独立記念塔)とインドネシア独立

インドネシア・ジャカルタ旅行記 12 イスティクラル・モスクと大聖堂

インドネシア・ジャカルタ旅行記 13 インドネシア国立博物館

インドネシア・ジャカルタ旅行記 14 オバマ少年像(高級住宅地・メンテン地区)

インドネシア・ジャカルタ旅行記 15 スラバヤ通り(古美術通り)、にほん帰国


(参考)
ジャカルタ路地裏フィールドノート / 倉沢愛子

アジア遊学 No.90 ジャカルタの今を読む / 勉誠出版

アジアの大都市[2] ジャカルタ / 大阪市立大学経済研究所[監修]

インドネシア イスラーム主義のゆくえ / 見市 建

インドネシアを知るための50章 / 明石書店

インドネシア 再生への挑戦 / 石田正美編 アジア経済研究所

2009年インドネシアの選挙 / 本名 純・川村 晃一編 アジア経済研究所

インドネシア 多民族国家という宿命 / 水本 達也

インドネシア進出 完全ガイド / 編著 黒田法律事務所

平成22(2010)年11月、ベトナム・ハノイ

平成22(2010)年9月、ベトナム・ホーチミン  
平成22(2010)年8月、フィリピン・マニラ

平成22(2010)年8月、香港

平成22(2010)年6月、シンガーポール(第二回)

平成22(2010)年4月、シンガポール(第一回)

平成22(2010)年3月、シドニー

平成20(2008)年2月、タイ・バンコク

平成17(2005)年5月、台湾・台北

平成16(2004)年11月、韓国・ソウル

 
 

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