モナス展望台から見たイスティクラル・モスク(インドネシア国立モスク)
モナス見学を終えて、
次は東南アジア最大のモスク
「イスティクラル・モスク(インドネシア国立モスク)」へと向かいました。
イスティクラルはアラビア語だそうです。
インドネシアのガイドさんがいないと、
中に入れないということを聞いていたので、
モナスで説明してくれた係員さんにチップをはずんで
モスクのガイドもお願いすることにしました。
イスラム教の看板
モスクの塔
モスク内の廊下
薄い色のタイルで囲まれたスペースが、
人一人分のお祈りスペースだそうです。
写真のガイドさんのようにして祈るそうです。
また、この方向はメッカに向いているそうです。
廊下の横線よりも、タイルは斜めっているのがよくわかります。
斜めっているのはタイルがメッカに向かっているからです。
わかりやすい写真でしょ ^ ^
荘厳な雰囲気が漂うモスクの中
モスクの中から上の階へ向かって埋まっていき、
その後、入りきれない人はモスクの外のタイルの上で祈り、
最終的にはなんと 10万人以上の人を収容するそうです!
10万人ですよ、10万人!!
さすが、国民の約 90%がムスリム(イスラム教徒)で、
世界最大のイスラム人口を抱えるインドネシアですね。
スケールが違います!!
ドーム(丸屋根)部分
この日の午前中はお祈りの日だったそうですが、
すでに、お祈りの人たちは帰ってしまい、
ほとんどの人たちが横になって寝てました(笑)
このスペースに人がぎっしり埋まり、
一心にお祈りをしているシーンを想像すると、壮観ですね!
ガイドさん曰く「(キリスト教の)十字架に見えるそうです」、
「国立モスクを建築した方の中にキリスト教の方がいた」とも語ってました。
真意は不明・・・
KIBLAT アラビア語で「メッカの方」という意味だそうです。
お祈りの前に叩く大太鼓
太鼓に描かれていたアラビア語?のマーク
モスクの外壁
モスクのてっぺんの星のマーク
続いて、
モスクのすぐ前にある、大聖堂へと歩いて向かいました。
カトリック教会の大聖堂(カテドラル)、1899年建築
カトリック教会と裏にはカトリック学校がありました。
世界各国、キリスト教の教会って、ステンドグラスから差し込む
光が幻想的な雰囲気を醸し出しているもんですが、
この大聖堂はそれに加えて、聖堂の中に鳥が住んでいて、
そのさえずりがやさしく響いていました。素敵な空間です。
モスク、そして大聖堂。
イスラム教とキリスト教。
ここインドネシアではみごとに世界の二大宗教が共存しています。
イスラム教とキリスト教の平和共存については、
先日、オバマ大統領も絶賛していましたが、
現実、このモスクと大聖堂ではお祈りの曜日が違うため、
なんと駐車場の貸し借りを行いあっているそうです。
他の宗教を否定することはカンタンです、
でも、その結果は悲劇や憎悪の連鎖でしかありません。
本当に宗教的な行為とは、
この両者のように、お互いを認め合い、尊重し合い、共存していく
ことなんだと思います。
ここインドネシアが奏でる宗教のハーモニーこそが、
本当に宗教的なことなんだと僕は思いました。
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・インドネシア・ジャカルタ旅行記 15 スラバヤ通り(古美術通り)、にほん帰国
・アジア遊学 No.90 ジャカルタの今を読む / 勉誠出版
・アジアの大都市[2] ジャカルタ / 大阪市立大学経済研究所[監修]
・インドネシア 再生への挑戦 / 石田正美編 アジア経済研究所
・2009年インドネシアの選挙 / 本名 純・川村 晃一編 アジア経済研究所
・平成22(2010)年9月、ベトナム・ホーチミン
・平成22(2010)年8月、フィリピン・マニラ
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