「生き葬式」と呼ばれる荒行に挑んでいる若者がいるようです。
1週間くらい前にちょうど、酒井大阿闍梨さんのサイトを見ていて、
この荒行のことを初めて知ったのですが、
偶然、その数日後、昭和50年・東京生まれの32歳、
比叡山・延暦寺の星野圓道(えんどう)師が
この荒行に挑むというニュースが飛び込んできました。
「堂入り」は生き葬式と呼ばれ、
9日間不眠・不臥・断食・断水でお堂(明王堂)に籠もり
不動明王と一体になる過酷な行です。
生きたまま出堂できるかどうかわからないため、
親族や他の僧と別れの儀式「斎食の儀」をしてから籠もるそうです。
お堂に籠もっている9日間に
不動真言を十万遍唱えて、不動明王と一体になるのです。
鎌倉時代ならばいざ知らず、
平成というこの時代にこんな行に挑んでいる
若者が現実にいることが驚きです!!
この僕のぶひろが
怠惰をむさぼっているときに、
文字通り生死をかけて、仏道を行じる若者が
いることに僕は呆然としています。
信じられません!!
白装束姿の星野さんは 9日の間も
不眠=眠らない
不臥=横にならない
断食=食べ物を食べない
断水=水を飲まない
ということです。
白装束姿の星野さん
これは確かに命懸けです。
僕がこうやってブログをのん気に書いているときに
外側から閂(かんぬき)で固く閉ざされた
真っ暗で寒いお堂の中で星野さんは戦っています。
(参考)
・熊野詣 三山信仰と文化(五来 重 著)
・一遍聖絵
・道元 中国・寧波 若き日の道元が悟りを開いた天童寺(天童山)
・日蓮上人
・恐山
・無縁仏
・達磨と慧可の覚悟 - 雪舟等楊筆「国宝: 慧可断臂図(えかだんぴず)」
・「栄西と臨済宗」&展覧会「栄西と建仁寺」 - 栄西禅師八百年大遠諱記念
・新約聖書 テサロニケの信徒への手紙1 5:16、5:17、5:18
PS 僕のぶひろも、明日から来週月曜日まで 「堂入り」してきますので、 5日間ブログはお休みさせていただきます。 <(_ _)>
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
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