「憲法(第三版)」 芦部信喜 / 岩波書店
前に買っておいた故・芦部信喜(あしべのぶよし)先生の
「憲法(第三版)」を読みました。
もう、第四版がでてしまったようなのですが、
今年最初の一冊(読書)に選んで読破してみました!
今までは、
「ポケ六」などの条文を読んでいただけでしたが、
芦部先生の「憲法」は条文ではなく、憲法を体系的に概説している
基本書ですので、より深く日本国憲法の基礎や沿革、理念、
理論、考え方などを学ぶことができました。
憲法はやっぱり、人権を保障するものであり、
いかに国家権力を制限していくかという人類の英知の積み重ね、
一種の到達点なんだと改めて強く感じました。
憲法には様々な仕組みが巧妙に組み込まれていて、
そのすべて、一つ一つに理由があり、歴史があり、
理想があるんです!!
一見無駄なような制度に、
ものすごい重要な意味が隠れていたり、
何気ない一文に民主主義や自由主義の命運が
かかっていたり。。。
国家権力が暴走しないように
二重三重にしばりをかけて、
僕らの人権を守ってくれているのが日本国憲法なんです。
読み終わった後は、
知的興奮で脳ミソがグンニャリと
やわらかくなった感じです(笑い)
さすがというべきか、
芦部先生の文章は論理的で説得力があって、
まったく無駄がなく、まさに評判通り
“憲法学の教科書中の教科書”という印象でした。
ただ残念なのは、年が明けたころから
空いている時間を見つけて読んできたのですが、
僕の能力じゃあ、1回読んだだけだと
すぐに内容を忘れてしまって、
一発で覚えることができないことです。
せっかく時間をかけて読んだのに、
完全に身についていないことが悔しいです・・・
でも、そんなことでくじけていては
元旦の誓いを達成できません!
飽きるほど暗記と基礎を繰り返せ。(竹中平蔵)
その意味では、この芦部先生の基本書だって
飽きるほど読み返せば、
必ずや自分自身の血となり、肉となるはずです。
僕は、読んだ本の内容を一回で理解し、記憶できる才能は
もともと持ち合わせてはいないんです。
だからこそ、何度も何度も暗記と基礎を繰り返すしかないんです。
(参考)
・燃え上がる若者たちの憲法
・all men are created equal と 日本国憲法第14条
・小林麻耶さんの朗読CD 「聴く日本国憲法」で憲法を再学習中
・SEALDs(シールズ)… 国会前デモ、日本の学生や若者が立ち上がった
・「憲法9条守れ!憲法9条壊すな!」国会前デモの美人女闘士・菱山南帆子さん
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
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