今年も5月15日を迎えましたが、
今日この日がいったい何の日だったのかを言える人は
どんどん減っていると思います。
この日は戦前の日本で
「政党政治が終わった日」です。
暴力で半ば強制的に終わらされた日とも言えると思います。
●昭和7年(1932年) 5月15日
五・一五事件(ごいちごじけん)
昭和恐慌から統帥権干犯問題、そして満州事変と
流れてきた軍部の独走を加速させ、
政党政治に引導を渡したのが、この昭和7年の5・15事件でした。
海軍の青年将校たちが犬養毅首相を首相官邸で殺害、
その結果、政党内閣が崩壊しました!
犬養首相 「話せばわかる」
青年将校 「問答無用!撃て撃て!(射殺)」
あとは国際連盟脱退、天皇機関説、226、盧溝橋(日中戦争)と進み
日本はアメリカとの戦争へと突っ走っていきました。
ここで政党政治、議会政治が踏ん張れなかったことが
重ね重ね残念です。軍部の独走を許した背景には
政党政治の腐敗や、経済の行き詰まり・農村の疲弊など
国民の政党への不満があったことは間違いがないようです。
“にほんのデモクラシー”はまだまだだったということです・・・
それにしても、
今の時代の感覚でいうと、こういった大事件が
東京のど真ん中で起きてることが信じられません。
平和がやっぱりいいですね!
平和がいいですよ!!
翼賛体制や国際的孤立なんてダメですよ(^^)/
(参考)
・犬養 毅(木堂) | 近代日本人の肖像
・all men are created equal と 日本国憲法第14条
・小林麻耶さんの朗読CD 「聴く日本国憲法」で憲法を再学習中
・SEALDs(シールズ)… 国会前デモ、日本の学生や若者が立ち上がった
・「憲法9条守れ!憲法9条壊すな!」国会前デモの美人女闘士・菱山南帆子さん
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
▼世の中いろんな人がいる ☆\(^▽^ )/ にほんブログ村 昭和史ブログ村 を見る