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マレーシア・クアラルンプール旅行記 10 マレー鉄道に乗ってセレンバン散策

クアラルンプール駅 1910年建築
ムーア建築の面影を色濃く残す歴史的建造物(1986年大規模改修)。

こんな美しい駅があるなんて、驚くと同時にため息が漏れてしまいます。
これ、駅ですよ、駅!
みなさん、これが駅に見えますか~!!

とても駅とは思えません!
美し過ぎます。

クアラルンプール駅から KLセントラル駅へ向かう

KTMコミューターのチケット

クアラルンプール駅構内。
素敵過ぎます!ロマンチック過ぎます!

KTMコミューターが入ってきました。

クアラルンプール駅から KTMコミューターを使って
マレー鉄道(KTM)に乗るため KLセントラル駅に到着。

KLセントラル駅の案内板には
日本語が併記されていました。
有り難いですし、なんだか日本語は懐かしい感じです。

KLセントラル駅で
最初、このマレー鉄道(KTM)だと思ったら、
イポーという北部の街へ向かう列車でした。
危うく、ぜんぜん違う方向へ行ってしまうところでした・・・

危ない危ない。
 
 

マレー鉄道の窓口にあった中国語(中国暦)のカレンダー

マレー鉄道の乗車券を買いました。
セレンバン(SEREMBAN)まで13リンギット。約360円

再度、行き先を確認してみて
Bゲートの前でシンガポール行きのマレー鉄道を
待つことになりました。

Bゲート前

その Bゲートの前で列車の到着を待っていると
タンピン(駅)へ行くという華人のおばちゃんが僕に
声をかけてきました。
「東京と京都に行ったことがある」
「新幹線はすごく速かった」
「東京は物価がとても高かった」などなど。
マレー鉄道は現地の人々と触れあえるということでしたが、
早速触れあえました(笑い)

また、自転車ごと列車に乗り込む
ワイルドな白人のお兄ちゃんがいたりしました。
気合い入り過ぎ~、ハッハッハ
列車の旅は楽しいですね!
まさに世界の車窓からの世界です。
泣きたい程に嬉しい気分です!!

あこがれのマレー鉄道~~
とうとう、マレー鉄道に乗車する瞬間がやってきました。

なんか、液晶テレビとかついてるんですけど~

座席もけっこう新しめなんですけど~
もっと、ローカルでオンボロなのかと思ってました。

発車オーライ。
後ろから女の子二人のマレー語のおしゃべりが聞こえてきます。
シンガポール行きですから、マレー半島を南へ向かって走ります。
だんだんとクアラルンプールが遠くなっていきます。
15分もするともう景色が田舎っぽくなっていきます。
こういうのを見るとクアラルンプールが他の世界の大都市と較べて
いかに小さい街かがよくわかります。

でも、汚れて曇ったガラス越しにマレー半島の原風景が広がります。
正直、これが僕の本来のマレー半島のイメージです。
青い空、白い雲、緑のゴムの木、ヤシの木、アブラヤシの木。。。
マレー作戦に参加した日本陸軍の将校や下士官、兵隊たちも
この風景を見たのでしょう。

マレー鉄道・セレンバン駅到着。

窓に映り込んでいるのはムスリムのぶひろw

セレンバン駅 待ち合い

セレンバン駅舎 外観

セレンバン駅 外観

セレンバンの街並み

セレンバンという、この旅で元々まったく訪れる予定が
なかった街を散策してみましたが、ある意味、表向き
取り繕うことができる首都ではない街を歩くのもいいものです。
なんだか本当のマレーシアが見えたというか、
飾らないマレーシアに出会ったというか
すてきな気持ちになりました。

セレンバンにあった教会

10年後にくると、こういった建物は近代的なビルに
変わっちゃってるんでしょうね・・・
年率 6%とか 7%でマレーシア社会が成長し続けると、
こういった風景は消えていくんでしょうね。

このドレスを着たマレーシア人はもう、僕たちが
先入観として持っている“マレーシア人”ではないですね。
服や持ち物が同じになれば、人種はあまり関係なくなりますよね。

駅からどんどん遠くに向かって歩いて行きましたが、
そのうち、どこを歩いているか全然わかんなくなっちゃって参りましたヽ(  ̄д ̄;)ノ

小さいと言っても、赤道近くの街ですから日中は暑いので、
完全に歩き疲れました。ちょうどたどり着いたところに、
フードコートみたいなのがあったので、
そこでインドネシア以来のミーゴレンを食べました。
ここのミーゴレンちょっと辛かったけど、
ズッシリとした食感でおいしかったです。
あと、相当歩いたので、冷たいペプシがなんといっても
おいしかったです。

ミーゴレン

ミーゴレン食べて、元気復活したつもりなんですが、
やっぱり歩き疲れてます。駅までタクシーを使うことにしたんですが、
それにしても、タクシーつかまんない、つかまんない。
全然つかまんないです。
僕が、イスラム帽子を被ってたからでしょうか?

ようやくつかまえたタクシーに乗ると、
タクシーの運ちゃんが「おまえはイスラム(教徒)か?」と聞いてきました。
やはり、帽子の威力はすごいですね(笑)
「その白い帽子いくらだった?」と聞いてきたので、
「25リンギットだ」って答えたら、
「ベリーエクシペンシブだ」って言ってました。
「そんな帽子、せいぜい 15リンギットだぞ」とのことです。
ハハハ、前回のブログで触れましたが、
相場観のない観光客相手に店を開いてたナザさんの勝利です。
商売は立地、そして対象とする顧客で
単価がぜんぜん変わります!
ナザさんの勝利です。

それよりも、この運ちゃん、
「日本はすごい!」
「日本はチャンピオンだ!!」って、言うんです!

僕が「何のことだ?どうしてだ?」って聞くと、
「アジアカップだ」って言うんです。
「日本はアジアのチャンピオンだ」って言うんです。

ビックリしました!
「本田はイイ選手だ」って言うんですから(笑い)

スポーツ、特にサッカーが強いということは
他国の人に一目置かれますね。
そんな気がします。

軍事が強い、経済が強いはもちろんですが、
それと同じく。場合によってはそれ以上に
サッカーが強いと他国から尊敬されると僕は強く感じました。

セレンバンなんていう、マレーシアの田舎町のタクシーの
運ちゃんに、本田や香川は知られているんですから。
サッカーとはすごいスポーツです。

でもこのタクシー、メーターついてないんで、
駅まで 10リンギット。280円。←ボラれました(笑い)
まっいいか!
「日本はチャンピオンだ」って言ってくれた人なんですから。

マンゴージュースがどこでも売っているのが嬉しいです。
帰りの列車の中で、マンゴージュースをガブリ ^^

ミッドバレー駅構内の Canon(キヤノン) ixyの宣伝

ミッドバレーメガモール

帰りは、KTMコミューターのミッドバレーという駅で降りました。
この街はミッドバレーメガモールという
巨大ショッピングセンターがある駅です。
実際、中を歩いてみましたがとにかく大きくて広いです。

売られている商品も、もうマレーシアの人々が豊かになっていく
というのは誰にも止められませんし、マレーシア各地が
都市化していくというのも止められません。
人類がまったく同じ方向に発展し、向かっていく感じが強くします。

日本と東南アジア。
日本とマレーシア。

ちょっと前までは違いを見つけることがカンタンだったはずですが、
どんどんどんどん違いが見つからなくなっていく雰囲気です。
要は日本も東南アジアも、日本もマレーシアも同じということなんです。

同じ服着て、同じ物食べて、同じ映画見て、同じ音楽聞いて、
同じスマホ使って、同じ言葉(英語)喋って etc

もう、人類は同じになっていくのを
誰も止められないと思います。

多少の揺り戻しやは国家や社会の常ですが、
人種や国境はこれからどんどん無力化していくと思います。
この流れは止められませんし、
今後、30年、50年というスパンで見た場合には
僕は“日本人”ではなく、“日本にいる地球人”みたいな
感覚にならざるを得ないし、なっていくと思います。

“マレーシア人”じゃなくって、
“マレーシアにいる地球人”という思想です。

・・・というか、
もう現時点でも、そうなってるのかもしれません。
僕は“日本にいる地球人”なんですよ。

ミッドバレーメガモールで ジャスコ(JUSCO)発見!

ミッドバレーメガモール
 
 

今日もよく歩きました!
自分へのご褒美というか、明日もガンガン歩く予定のため、
足裏マッサージで締め~♪
痛きもー
お兄さん、痛い痛ーい
 
村内伸弘@ムラウチ ドットコム

▼今回のマレーシア・クアラルンプール旅行記
マレーシア・クアラルンプール旅行記 01 羽田空港 新国際線ターミナルから出発~

マレーシア・クアラルンプール旅行記 02 エアアジアX (AirAsia X)でKL到着~

マレーシア・クアラルンプール旅行記 03 マレーシアの象徴・KLCC ツインタワー

マレーシア・クアラルンプール旅行記 04 ブキッビンタンのバクテー屋「新峰肉骨茶」

マレーシア・クアラルンプール旅行記 05 チャイナタウンで豆腐花と雲呑麺

マレーシア・クアラルンプール旅行記 06 夜のKLタワーとツインタワー

マレーシア・クアラルンプール旅行記 07 チョウキット市場はディープなマレーシア!

マレーシア・クアラルンプール旅行記 08 トゥンク・アブドゥル・ラーマン通り&マスジット・インディア通り

マレーシア・クアラルンプール旅行記 09 マスジット・ジャメとムルデカ広場周辺

マレーシア・クアラルンプール旅行記 10 マレー鉄道に乗ってセレンバン散策

マレーシア・クアラルンプール旅行記 11 政治と行政の新都市・プトラジャヤ

マレーシア・クアラルンプール旅行記 12 広過ぎるプトラジャヤで歩き疲れる o(;△;)o

マレーシア・クアラルンプール旅行記 13 国立博物館と夜のブキッビンタン

マレーシア・クアラルンプール旅行記 14 JTBお土産物屋さんツアーで締めくくり


(参考)
地球の歩き方 マレーシア ブルネイ '11~'12

マレーシア凜凜 / 伴 美喜子

アジアの大都市[3] クアラルンプル / シンガポール / 大阪市立大学経済研究所[監修]

ASEAN先進経済論序説 / 三木 敏夫

マハティール政権下のマレーシア / 鳥居 高編 アジア経済研究所

立ち上がれ日本人 / マハティール・モハマド

 
平成22(2010)年11月、インドネシア・ジャカルタ

平成22(2010)年11月、ベトナム・ハノイ

平成22(2010)年9月、ベトナム・ホーチミン  
平成22(2010)年8月、フィリピン・マニラ

平成22(2010)年8月、香港

平成22(2010)年6月、シンガーポール(第二回)

平成22(2010)年4月、シンガポール(第一回)

平成22(2010)年3月、シドニー

平成20(2008)年2月、タイ・バンコク

平成17(2005)年5月、台湾・台北

平成16(2004)年11月、韓国・ソウル

 
 

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