燃え上がる若者たちの憲法

きょうは憲法記念日だから、
憲法の話を書きたいと思います。

但し、政治的な主義主張と関係なくすべてのお客様と
接する商人のぼくが憲法の話をすることは
かなり危険ですのでやわらかくやわらかくいきたいと思います(笑)

まずは改憲か護憲かという部分ですが。。。
 「あー、やっぱりこの話題はブログには書けないですね~」

九条の部分は。。。
 「うー、これまた書けないですね~」

商売やっていると書けないですよ、ハッハッハ。



ですんで、書いても問題がなさそうな
明治憲法(大日本帝国憲法)について綴っていきたいと思います。

まず明治憲法制定の前段として起こった
自由民権運動をぼくは高く高く評価しております。

板垣とか、後藤象二郎とか、副島、江藤とかも
素敵だと思うんですが、

五日市の農家・深沢家の土蔵からぼくが生まれた昭和43年に
発見され一躍有名になった「五日市憲法」こそが
理想的な形の民権運動だったと思います。

単なるにほんの一村落である五日市に住む若者達が
日夜集まって、深い理解に基づいた私擬憲法草案を全員で
まとめあげたことは、考えれば考えるほど
民権」ということばの素晴らしさが実感できます!!

まさに「」という言葉の重みは
こういう人々の具体的な行動にあると思います。
これぞ本来の民主主義ですよね!

すこし飛びますが、インターネットやブログという手法がある
今こそ、この五日市の若者たちのような若者が
」の立場から行動を起こすことが
大切だと思います。世の中は変えられます!


いつの時代でも若者こそが新しい時代を切り開きます、
にほんという国が明治憲法を成立させ、近代国家としての
体裁を整え、紆余曲折があったにせよ、今日現在
国際社会で名誉ある地位を占めているという事実は
明治の青年たちの情熱にその源を発しているんだなあと感じます。
(明治維新を成し遂げた天保キッズたちももちろんそうですが・・・)

その五日市の青年たちがのちに五日市憲法と呼ばれる
私擬憲法を起草した様子を南多摩高校に日本史を
教えに来ていた江井秀雄先生から直接教わりました。
(江井先生は色川大吉さん達と一緒に埋もれていたこの
憲法草案を発見した方です)

今、このブログを書いていて
高校のときに江井先生の授業に熱狂したことを思い出しました、
新鮮で迫力があって、ハートにグイグイと迫りくるような授業でした!
まるで、五日市の若者たちが江井先生に乗り移ったかのような話しっぷりでした。

伊藤博文たちが作った欽定憲法が最終的には明治憲法に
なったわけですが、この時期に全国津々浦々で憲法論議が
巻き起こり、真剣な議論が戦わされたこと自体が
素晴らしいのです。誰もが自分の国の行く末について考え、
語り合ったその体験がにほんという近代国家に
厚みをもたらしたことは間違いがありません。

政治家まかせ、役人まかせではなく、
」こそが自ら立つ。
この心構えが大切であるということを誰もが理解していたからこそ
にほんは繁栄したのでしょう。ただ憲法があったからではなく、
憲法の持つ意味を真剣に考えた時代、
そして憲法の持つ意味を真剣に考えた人々を持ったことが
近代のにほんにとって非常に重要だったようです。
憲法についての感想でした。

けっこう、長く書いちゃいましたね(^^)
気合入りましたーw

(参考)
日本国憲法 前文

板垣銅像 「板垣死すとも自由は死せず」

年寄りの冷や水? 自由の国・日本

五日市憲法が眠っていた深沢家土蔵 (東京都あきる野市)

「国籍法」違憲判決に思うこと

日本国憲法 第13条「個人の尊重と幸福追求の権利」

all men are created equal と 日本国憲法第14条

自由萬歳!「板垣死ストモ自由ハ死セズ」

憲法記念日: 日本国憲法の感動的な条文

世界人権宣言(全文)

「憲法(第三版)」芦部信喜 / 岩波書店

「憲法講話」宮沢俊義 / 岩波新書

「憲法の力」伊藤真 / 集英社新書

小林麻耶さんの朗読CD 「聴く日本国憲法」で憲法を再学習中

SEALDs(シールズ)… 国会前デモ、日本の学生や若者が立ち上がった

「憲法9条守れ!憲法9条壊すな!」国会前デモの美人女闘士・菱山南帆子さん

町田市立自由民権資料館で自由民権運動の勉強

羽田→高知: とさでん乗って自由民権運動記念館へ 植木枝盛と会う


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