平成12年/昭和75年 (平成の20年間を振り返る No12-2000年)

平成12年(2000年)。のぶひろ32歳


4月に「株式会社ムラウチ」の代表取締役社長に選任されました。
今現在でも未熟なんですが、
当時32歳での「社長就任」でした。
以後、会社がムラウチドットコムに変わりつつも
ズッと“社長”のままですw

世はまさにミレニアムであり、
“失われた10年” 平成不況の真っ只中でした。
こういった逆境の時代に社長に就任したことで
色んな体験や経験ができて
我ながら非常に良かったと思っています。

この頃は確かに
停滞感、閉塞感が国中にぷんぷん漂っていました!
企業倒産、リストラ、金融機関の統廃合など
デフレ」の世に僕は社長になったわけです。

でも結構元気でしたよ、
2000年12月に雑誌社から受けたインタビューの
抜粋を載せてみますね!
元気というか、生意気というか、
向こう見ずなところがかなりありますね。若い!!
わっはっはw

●月間 STRONG SHOP 2000年12月号
時代が移り、お客様が替われば プレーヤーも必ず替わる。

長期戦略の重要性について

 ―― 今おっしゃられた「社員が明るい気持ちになれた」というのが、
 非常に重要なことだと思います。

 私が今、家電流通の取材を通じて感じることは、家電店の多くが、
 自社の5年後、10年後の方向性を、明確に描けていないということです。
 先が描けないから社員が不安になり、優秀な人材ほど外へ出てしまう。
 そうなると、ますます営業力が弱体化し、残った社員は<ますます不安になる、  という悪循環にあるように感じます。  これを回避するためにも、まずは、明確な方向付けや長期計画が重要だと  思います。  村内 おっしゃる通りですよね。生意気なようですが、この業界、あまりにも  現状に萎縮し過ぎている経営者の方が多いように感じています。自分たちの  可能性をまったく信じず、ただ現状に右往左往しておられる。もっと、チャレンジ  精神を持って、何をなすべきか、何ができるかを考えるべきだと思います。  ―― この業界を客観的に見れば、y2k ( ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、コジマ )  に代表される大手の寡占化が進んでおり、構造が大きく変化することは必至の  情勢です。この変化を、経営者が、「自分たちにもチャンス」と捕らえるかどうかで、  今後が決まる側面が大きいでしょうね。  村内 そうですよ。僕は、時代は必ず変化するから、プレーヤーだって絶対に  変わる、という考え方です。今現在は調子のいい家電量販店も、いずれは  経営者が変わる。そして、時代も変わり、お客様も変わる。そうなれば、今と  同じ状況が続いているはずがないじゃないですか。  特に小売業の場合、一般的な成長過程を見ると、創業社長のカリスマ性に  負うところが非常に大きい。しかし、創業社長も、いずれは代替わりするわけ  ですから。  ―― 確かに、y2kのトップは、いずれも創業社長であり、大半のnebaは  すでに代替わりしている。そのことが、勢いの差になっているという話を、  良く聞きますね。  村内 ですから、今の状況が例え不利でも、決して悲観する必要はないと  思っています。今の大手量販店だって、最初は小さかったわけですしね。  僕は当社にとって今が「成長のためのスタートライン」だと考えています。  ―― 村内社長は社長就任前から、そういったポジティブな考え方を一貫  されてきたのですか。  村内 先ほどもお話しましたが、昨年ecをスタートするまでは、やはり当社  も出口が見えていませんでした。確かに本店は売れていましたし、これさえ  あれば、まだ当分はやっていける。  しかし、今以上に大きく伸ばす余地となると、ほとんどない。しかも、八王子  近辺にも大手量販店がどんどん進出してきている。社員へのアンケートなど  では、「会社はこれからどうなるのか」といった質問が多く寄せられていました。
EC事業の可能性について  ―― そういう意味では、ECは御社にとって重要な意味を持っている。しかし、  この業界でいえば現状、家電のネット販売に大きな期待を寄せる声は少ない  ですが。  村内 確かに一般マスコミの論調でも今は「BtoCは儲からない」との見方が  多い。しかし、これはマスコミが勝手にいっているだけ。僕は長期的に見れば、  「BtoCは絶対に儲かる」と思っています。仮に100社中99社が赤字であって  も、うちだけは儲かる。そういう体制を作ります。「他がどうだろうと、うちは  やる」という気持ちです。  メンバーもそういう意識でやってますし、「失敗してもいいからチャレンジして  いこう」という雰囲気が、社内に沸々と湧き挙がっている状況ですね。  ―― 御社の場合、2000坪の八王子本店という有効な資産があり、不良  資産はほとんどないように見受けられます。それだけに、提携先や合併相手  として魅力を感じている家電量販店があるように思いますが。  村内 僕はそういう手法は、経営スピードのダウンにつながり、命取りだと  思っています。例えばうちがどこかと合併し、僕が社長で先方が副社長になる  としますよね。  そうなりますと、意志決定のたびにお互い意見を戦わせるという状況が避け  られない。それでは非効率だと思われませんか。まして、船頭が二人いる  会社なんて、うまくいくわけがない。  我々は目指す方向がはっきりとしていますし、同業と組む意味はまったくない  と思っています。  ―― あくまで「 自主独立 」を貫くと。  村内 そうです。歴史を紐解けば、織田信長は尾張の小大名でしたし、江戸  時代の長州藩は外様の小藩でしかなかった。しかし、それがひっくり返った  わけですから。  「鼎(かなえ)が沸き立つ」というか、時代が沸騰する時期ってあるじゃない  ですか。江戸時代なんて何の変化もない時代でしたが、それが幕末になって  鼎が沸き立つように、一気に沸騰したわけでしょう。  今の IT革命も、まさしく同じ状況だと思っています。だからこそ、小さな会社  が大きくなれる。大どんでん返しがあり得るんです。また、そう思ってやって  いかないと、つまらないですしね。  社員さんにはいつも、思いっきり、いってますよ。こんな感じでね(笑)。
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平成20年 (西暦2008年/昭和83年) ※平成と昭和は和暦(元号)、昭和65年以降は参考(架空) (参考)
チャレンジ精神を持った“社員さん” 村内伸弘社長・インタビュー記事 【平成22年 2月22日 追記】
平成22年2月22日22時22分22秒 【さようなら平成!ありがとう平成!】 ・
平成最後のまんじゅう!「ありがとう平成まんじゅう」
「平成最後の◯◯」一覧表  改元/平成最後の日までのイベントカレンダー 村内伸弘@
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