<< 前へ | 一覧 | 次へ >> 体験談:人気の体重体組成計を僕が使った感想 ←
2007年 4月 2日(月)
梅原「歎異抄」に見る他力本願のすさまじさ
08.歴史・文化 , 10.書評・レビュー
全一覧(バックナンバー)
「善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」
このあまりにも有名な言葉で知られる
浄土真宗開祖の親鸞聖人の「歎異抄」。
実際の著者はその弟子・唯円ですが、
親鸞聖人の著作と考えてもよいと思います。
この「歎異抄」を日本で最も優れた宗教書だと
絶賛する梅原猛さんが全訳註した講談社学術文庫版を読みました。
「歎異抄」は過去何回か読んだことがありますが、
今回がもっとも親鸞聖人に近づけたかなと自惚れています。
やっぱり年を重ねると多少は人間が進歩しているようで(笑い)
特に僕が親鸞(仏教?)の思想で好きな部分は
他力本願という部分よりも
にんげんを完全に平等に扱っている部分です。
弥陀の本願には、老少・善悪のひとをえらばれず
阿弥陀さまの衆生救済の願いは平等であり、
老いたる人を若き人より、
良き人を悪き人より優先的に救おうなどということはなく、
ただ念仏さえすればどんな人でも救ってくださるそうです。
罪業が深く、煩悩の多い人間が、かえって
その罪業ゆえに、煩悩ゆえに救われるそうです。
本文中にも
もし阿弥陀仏が瞑想する僧たちや、寄付をする貴族たちのみを
極楽浄土へ連れていくとすれば、多くの民衆は
浄土ですら、死後の世界においてすら、地上の差別が
そのまま持ち込まれるのではないかと感じるに違いない。
といった記述が梅原さんの記述でありましたが、
親鸞は悩み、迷い、苦しむ衆生に対して
本当にあたたかい視線を持っていた方だと感じました。
また、生前から名前が鳴り響いていたのではなく、
生きているうちはまったく無名で
臨終も葬儀もじつにさびしいものであった。
といった記述をみると驚きます。
強烈な思想は
本人の死後も脈々と受け継がれ、弘がっていくという
典型な事例のようです。
一遍上人、道元禅師、日蓮上人、キリスト様など
ここで宗教関係の入門書をいくつか読んでみましたが、
やっぱり悟りは開けませんでした(笑い)
迷い、悩み、苦しむことなしには発展も成長もありませんので
しばらく(もしくは一生w)、悩み、迷い、苦しみ続けたいと思います (-^〇^-) ハハハハ
(僕が読んだ他の梅原猛の本)
天皇家の“ふるさと”日向をゆく
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
↓世の中いろんな人がいる \(^O^)/
ブログ検索サイト 仏教ブログ村

※このブログ記事は特定の宗教や宗派を応援するものではありません。
また、株式会社ムラウチドットコムとも一切関係がなく、
村内伸弘個人のプライベートな私的感想ですので予めご承知おきください(^^)
きょうのキーワード:歎異抄 - 親鸞聖人 - 他力本願
この他の記事を見る:バックナンバーを見る
投稿者 ブログ社長 ムラウチ : 2007年04月02日 22:22




