伊勢神宮 内宮(ないくう)
古からの習わしの通り、
外宮(げくう)にお参りしたあとに参拝するのが
内宮(ないくう)になります。
皇室の祖先神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をお祭りする
伊勢神宮の内宮(皇大神宮/こうたいじんぐう)は
日本の総氏神で、わが国でもっとも尊いお宮になります!!
ご鎮座からすでになんと 2000年が経過しているそうで、
2000年もの長きに渡り、国民の幸せと皇室や国家の繁栄を
祈り続けてきているそうです。
その、時間の長さがとにかく凄いです!
(右)宇治橋(うじばし)
宇治橋を渡って、内宮に入りますが
宇治橋は俗界と聖界(神域)を厳然と隔てるまさに架け橋です。
やはりこの橋も20年ごとに架け替えられます。
(左)宇治橋から見た五十鈴川(いすずがわ)
五十鈴川御手洗場
五十鈴川は、
御裳濯川(みもすそがわ)とも言って自然の川なんですが
御手洗場(みたらし)として祓いの場所そのものになっていて、
参拝者は参拝前にこの清流で身も心も清めることになっています。
手水舎(てみずや)じゃなくって、
ホンモノの川で手を洗って清めるなんて実に素敵です!!
水がとってもきれいなんですが
実際に川に手を突っ込んでみるとひんやりとした
冷たさが瞬時に体に伝わってきて
確かに身も心も洗われる感じがしましたよ(^^)
国民(くにたみ)も 常に心を 洗はなむ
みもすそ川の 清き流れに (明治天皇 御製)
ちなみに川岸の石畳は江戸幕府第三代将軍・徳川
家光の側室で、第五代将軍・徳川綱吉の生母・桂昌院が
寄進したものだそうです。
あの「玉の輿」の語源になった女性ですw
(右)物凄い太い木がたくさんありました。
太古からの杉が林立する森の中の参道をジャリジャリ
踏みしめながら歩いていくうちに、どんどんと
すがすがしい気分になっていく自分にびっくりしてしまいます。
同時に厳かな気持ちにもなっていくのは
なぜなのでしょうか?
僕らが日本人だからなのでしょうか!?
(左)神楽殿(かぐらでん)
(右)階段下から見た御正宮
僕は月並みですが、御正宮を前に二礼二拍手一拝で
会社の繁栄と社員さんやご家族の幸せを祈りました。
僕村内伸弘個人のあるお願いもしたんですが、
この内容に関してはブログでは発表いたしません。えへへ(笑い)
(左)式年遷宮御敷地 / 西御敷地
外宮と同じようにやはり現在の御正宮の隣には
平成25年の式年遷宮(しきねんせんぐう)で天照大御神が
お移りになる予定の新御敷地が空いていました。
外宮の記事でも書きましたが、
この20年に1回、すべてを捨て去って
若返りをするというしきたりは本当にすごいと思います。
新鮮な生命が永遠に再生されていくかの
ように思えますし、これは直感的に
生き物の出産にも似た感覚を受けました。
古いひとつの生命から新しい生命が生まれ、
その生まれた生命に次の生命が宿る。
生命が流転しているだけで、
本質的なものは永久に何も変わらないんだと。
参考:式年遷宮の説明看板の一部
この大祭には古代より常にみずみずしく、
国も人も若がえり、栄え行くようにとの
深い祈りが捧げられてまいりました。
子安神社
木華開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)を
お祭りしている神社で、縁結び、子授け、安産、
子育ての信仰があります。
(左)願い事
小さな鳥居のようなものにも
「五体満足な元気な子供が授かりますように」などという
願い事が書かれていました。
コノハナサクヤヒメは木花佐久夜姫とも書き、
天孫降臨した邇邇芸命(ニニギノミコト)の奥さんです。
昨年のちょうど今頃、日向へ行ったとき、
このうるわしい名前と出会い、
決して忘れることができませんでしたが
この伊勢にいらっしゃったとは知りませんでした。
このはなさくやひめ。
素敵なすてきな名前ですよね!
コノハナサクヤヒメ。
そう、一度聞けば決して忘れられず、
おごそかで、ゆたかで、それでいてわびしく 異様で、温かで、きらめいて胸に残る・・・
★皇大神宮(内宮)
皇室のご祖神の天照大御神をおまつりする、我が国で
もっとも尊いお宮です。五十鈴川の川上に千古の森に囲まれて、
2000年の時を超えて古代のたたずまいを今日に伝えています。
▼今回のおかげ参りコース(三重県伊勢市)
お伊勢参り:伊勢神宮 外宮(げくう)を参拝 …豊受大神宮
お伊勢参り:おかげ座(参宮歴史館)で知る江戸時代の人々の楽しみ
お伊勢参り:伊勢神宮 内宮(ないくう)を参拝 …皇大神宮
(参考)
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
▼世の中いろんな人がいる ☆\(^▽^ )/ にほんブログ村 神道ブログ村 を見る