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お伊勢参り:おかげ座(参宮歴史館)で知る江戸時代の人々の楽しみ

参宮歴史館・おかげ座


おかげ座(参宮歴史館)はおかげ横丁の中にあるのですが
館内に二分の一の精巧な伊勢の街並みが再現されていて
江戸時代の“おかげ参り”の様子がとってもよくわかりました。

江戸時代には“お伊勢参り”が大ブームになって
全国から老若男女がさまざまな思いを抱きつつ伊勢に押し寄せたそうです。
もちろん、徒歩でですよ!!
当時の人たちのエネルギーは凄いですね!!
(江戸の人は約30日かけての大旅行だったそうです、
 青森の人は200日もかかったそうですw)


庶民にとってお伊勢参りは夢心地の世界で、
苦しみや悩みの日常生活から離れ、
この世の楽しみや喜びが
すべて詰め込まれているかのように
誰もが感じていた様子です。

旅にはじまり、各地から集まった参拝者との出会い、
見世物に、料理に、酒に、芸者にと、
現代日本人も大好きなことが
お伊勢参りにはギッシリと詰まっていたんですね!

参拝だけではなくって、その途中での
できごとや体験がこたえられないものだったようです!
この右下の写真なんか見ても
確かにたまらないですもんね(^^)





また、「施行(せぎょう)」ということで、
伊勢の人たちは、自分の施しが神様に届くようにと
自ら進んでおもてなしを行い、物心両面で
参拝の旅人を温かく出迎えたそうです。
銭があろうとなかろうと平等に
出迎えたんだそうです。

お伊勢様ご自身ももちろんすべての人を
“神の子”として温かく迎えてくれるんです。
分け隔てはないのです。

なぜかくも多くの人々が伊勢を目指したのかが
ハッキリわかりますよね!!


おかげ座(参宮歴史館)のエレベーターのボタン

地下→1F ではなくって、
宝永→平成 になっていました!

確かに地下はまるで江戸時代にタイムスリップしたかのように
「宝永」時代の伊勢のようになっていたので、
まさに館内のエレベーターは
「宝永」から「平成」へのタイムトンネルのようでした ^^

ちなみに大群衆の参宮があった年は
慶安3年(1650年)
宝永2年(1705年)
明和8年(1771年)
文政13年(1830年)
慶応3年(1867年)などだそうです。

中でも特に宝永2年の参宮が熱狂的で
多くの民衆が伊勢へと押し寄せたそうです。
民衆パワーの大爆発、エネルギー爆発ですよ、コレは!!
まさに“群参”ですね!

おかげ座
〒516-8558
伊勢市宇治中之切町52番地
0596-23-8844


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村内伸弘@ムラウチ ドットコム

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