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ベトナム・ハノイ旅行記 03 ホーチミン廟、ホーチミンの家、一柱寺

ホーチミン廟(びょう)への参詣を待つ行列

ベトナムについてやベトナムの歴史について詳しくない方が
いらっしゃると “ホーチミン”という単語には二つの意味があるので、
こんがらがってしまうと思います。

ホーチミンには、街の名前であるホーチミン(ホーチミンシティ/HMC)、
人の名前であるホーチミン(ホーチミン主席、ベトナム建国の父)という
二つの意味があるんです。

お分かりですよね、このホーチミン廟(びょう)というのは、
ベトナム建国の父・“ホーおじさん”ことホー・チ・ミン元国家主席の遺体が
安置されている霊廟になります。

私語厳禁、露出の多い服装も不可です。
そして、ガイドさんから言われて僕もデジカメを一時的に没収されました。
ですので、(当たり前ですが)ホーチミン主席のご遺体の写真はありません。

1969年(昭和44年)の没後から防腐処理を施されている
ご遺体に対面し、参詣を果たしました。

“ホーおじさん”は41年前に亡くなったとは
とても思えないような安らかで艶のある表情で
ガラスケースの中、静かに横たわっていました。
ガラスケースの四つ角にはそれぞれ警備の兵士が護衛だにせず直立していて、
ガラスケースの背後には巨大な
ベトナム国旗(金星紅旗)と真っ赤な鎌と槌の旗が飾ってありました。

まるで、天から一条の光が差し込んだかのように、
オレンジ色の光が、ホーおじさんのお顔を照らしていました。

実に荘厳な空間でしたし、
ベトナム建国という偉業を成し遂げたホーおじさんの
実物に接し、心洗われた感じです。

但し、率直に書かせていただくと、
41年も前に亡くなった人間の遺体が、
41年後の今もまるで亡くなった直後のような状態で保存され続け、
(僕含め)人びとの目に晒され続けるというのは
どういうことなんだろう?と
かなり強い違和感を感じました。
ソ連のレーニンとか、中国の毛沢東とか
共産主義の偉人達がこの方法で
永久保存されていますが
ホント違和感しか感じません。

日本人の死生観とか、葬制観とは
絶対になじまないと僕は直感しました。

僕はホーおじさんの遺言を本で
読んでいるので、この状態はぜんぜん本人が
望んでいない状態だということを知っていたので
それがせめてもの救いです。

僕自身も、自分自身のことを考えてみると
防腐処理なんて施されるのは真っ平ごめんですよ。
一遍上人のように、なりたいものです。

没後の事は、葬礼の儀式をととのうべからず。 野にすててケダモノにほどこすべし。

但し、生前、ホーおじさんに直接合うことができなかった
ベトナム国民(大衆)のために、
永久保存を決定したという話もあるようなので
一概に、旅行で訪れた一外国人がコメントできるような
性質のことではないのかもしれませんが。。。
 

ホーチミン廟

ホーチミン廟は 1975年に完成。
この広場はバーディン広場といい、
1945年9月2日、ホーチミン主席がベトナム建国宣言(独立宣言)を発した
歴史的な場所になります。

また、この周辺には
ベトナム共産党の本部、国会議事堂、外務省などが
集積していて、ベトナムの政治の中心地になっているそうです。

バーディン広場

迎賓館

ベトナムでは政府関係の建物やその壁は
黄色く塗られているそうです。

ホーチミンの家に向かいます

ホーチミンの家の近くにある車庫

ホー主席が乗っていた車の一つ、ソ連製

ホーチミンの家の前にある池

そそり立っていた珍しい木の根

ホーチミンの家

ホーおじさんが 68歳の誕生日の時に、
政府からプレゼントしてもらった家だそうです(^^)

ホーチミンの家

ホーチミンの家の真下にいた護衛の兵士 2人のうちの 1人

ホーチミンの家 書斎

ホーチミンの家 寝室

ホーチミンの家の前の橋

池の向こう側に見えるホーチミンの家

ホーチミンの家を見学していたベトナム少数民族の方々

みんなおんなじ服を着てるんですね

少数民族の皆さん、ソフトクリーム食べてました(笑い)
 
 

一柱寺(いっちゅうじ)近くの家の屋根

蓮池の中に建つ一柱寺(1049年建立)

寺の名前の由来のように、一つの柱でお寺が支えられています

一柱寺のお堂の中

ホーチミン博物館の外観

 


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ベトナム・ハノイ旅行記 13 旧市街をシクロで一周。さようならハノイ

 
▼前回のベトナム・ホーチミン旅行記
ベトナム・ホーチミン旅行記 01 タンソンニャット国際空港のスゴイお出迎え

ベトナム・ホーチミン旅行記 02 東洋のパリ、夜の散歩

ベトナム・ホーチミン旅行記 03 朝食はフォー、観光はバイクタクシー

ベトナム・ホーチミン旅行記 04 ベトナム代表!ホーおじさん記念館

ベトナム・ホーチミン旅行記 05 統一会堂(旧独立宮殿)

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ベトナム・ホーチミン旅行記 14 クチトンネル(鉄の三角地帯・クチ)

ベトナム・ホーチミン旅行記 15 ゴムの木とメコン川名物料理

ベトナム・ホーチミン旅行記 16 これぞメコンデルタ!

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ベトナム・ホーチミン旅行記 18 旧市場とベトナム伝統舞踊

ベトナム・ホーチミン旅行記 19 暑い~!ホーチミン市内をジョギング

ベトナム・ホーチミン旅行記 20 コムガー、デパート、市場。ありがとうサイゴン!!


(参考)
INSIGHT GUIDES 「VIETNAM(ベトナム)」

ベトナム産業分析 この一冊でベトナムの今が分かる!

まっぷる(マップルマガジン)2011 ベトナム

ホー・チ・ミン わが祖国の自由と独立 / 日本ベトナム友好協会

正伝 ホーチミン / ベトナム労働党中央党史研究委員会

現代ベトナムを知るための60章 / 明石書店

物語 ヴェトナムの歴史 一億人国家のダイナミズム / 小倉 貞男

人間の集団について ●ベトナムから考える / 司馬遼太郎

泥まみれの死 沢田教一ベトナム写真集

ホーチミン5日間 67,910円!

  
平成22(2010)年8月、フィリピン・マニラ

平成22(2010)年8月、香港

平成22(2010)年6月、シンガーポール(第二回)

平成22(2010)年4月、シンガポール(第一回)

平成22(2010)年3月、シドニー

平成20(2008)年2月、タイ・バンコク

平成17(2005)年5月、台湾・台北

平成16(2004)年11月、韓国・ソウル

 
 

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