上海コムガー
マラソンを終えて、一旦ホテルに戻ってシャワーを浴び、
水風呂に入り、火照ったカラダを冷しました。
蒸し鶏が乗ったご飯 「コムガー」
鶏肉はジューシーでしっとりしてて美味しいですし、
鶏がらスープで炊いたご飯もサッパリしててうまかったです。
しつこくなくって、軽い感じの食べ物だったので、
お昼にはピッタリでした。
ジュースも甘~~くって美味しかったですし、
別で頼んだヨーグルトみたいなデザートも
さっぱりしていて口に超あいます。
ベトナム料理って、
タイとかマレーシアとかと違って、
辛くないし、サッパリしています。
日本人の口にあうと僕は思います。
2Fの入口には鶏の姿焼きが並んでました
ダイヤヤンドプラザ
お腹も満たされて、マラソンの疲れも抜けてきたので、
今度はベトナムのショッピングモールやデパート、市場など
商業集積を見てみようと思い、
まずはサイゴン大教会裏のダイヤモンドプラザへ行ってみました。
ショッピングモール ダイヤモンドプラザ入口
一歩中に入ってみると、
日本のデパートと同じように、化粧品や衣料品がバーーン並んでいて、
日本にあるものは何でもあるって感じでした。
ただ、金額的には一般的なベトナム人にはまだ
高いようでして、品物を我先に買いまくっているといったような
シーンには出くわしませんでした。
でも、すでに、一部のベトナム人は先進国の人びとと
同じようなライフスタイルで、同じような製品を使っていると
いうことですね。
一番上の階には、ゲームセンターやボーリング場までありました。
街中ではビリヤードが流行っていましたが、
ボーリングに興じるベトナム人を見ると、日本のボーリング
ブームを思い出しますね。←僕が生まれた頃のことですけど(^^;
ゲーセンもカーレース、バイク、金魚すくいなど
いろいろな種類があって、ベトナム人たちが楽しそうに
ゲームにハマってました。
笑っちゃったのは、
小学校高学年か中学生ぐらいの男の子がけっこう
ゲーセンにいました。日本でも昭和のゲームセンターには
「隣でやりたそうに見ているガキがいましたよね!」
「いたでしょ!いましたよね!!」
そうです、あの頃の、あの少年たちのような子供たちが
2010年のベトナムのゲームセンターにいたんです。
それと圧倒されたのは、シューティングゲームをしていた
若いベトナム人男性です。銃を構え、銃を撃っている姿を見ると、
ベトナム戦争のような妙なリアリティを感じるんです。
単なるゲームなのに、めちゃめちゃ強そうな軍隊に見えましたよ(笑)
サイゴン川に台湾の船が停泊していました。
続いて、ベンタイン市場へ行ってみました。
ベンタイン市場の夜市は行ったのですが、そういえば
昼間の市場には行ってなかったので、最終日になんとか立ち寄れて良かったです。
ベンタイン市場は屋外ではなく、大きな建物の中にあります。
ベンタイン市場の中
僕が見る限り、ベトナムには、まだまだスーパーが
少ないみたいなのでどの市場も活況を呈しています。
人がいっぱい、品物いっぱい!
このベンタイン市場はすごいですね!
ありとあらゆる生鮮食品や衣料品、雑貨などが
おもちゃ箱をひっくり返したように並んでいます。
僕はもうけっこうお土産や記念品を買っていたので、
さすがに何も買わなかったのですが、
いろいろ見ているだけでも楽しいですし、
それぞれの店で価格交渉とかしたら、
けっこう楽しかったと思いますので、ちょっと残念です(^^;
帰国時間が迫ってきました。
ホテルの近くまで戻り、
最後に「国営百貨店(国営デパート)」に入りました。
ネーミングの“国営”というのがスゴイですね!
日本ではすでに、“国営”と“小売”は別の概念の言葉になっていますが、
ここベトナムでは、国営の百貨店があるのです。
中に入って隅から隅まで見てみましたが、
ダイヤモンドプラザと同じく、
日本人が使っているようなものが
ごく普通に売られていました。
レロイ通りとグエンフエ通りの角っちょで
立地もいいので、けっこう人は入っていました。
国営といえども、
もはや、ベトナムは社会主義の国ではなく、
資本主義と同じ商品があり、同じサービスが受けられる国に
なっていることがよーくわかりました。
フランス植民地時代を乗り越え、
アメリカとのベトナム戦争に打ち勝ってきた
この国とこの国の国民の皆さんが
幸せに暮らしていけることを念じてやみません。
国営百貨店の最上階にはカフェがありました。
カフェからは、人民委員会庁舎が見えました。
風が心地よいです、これでサイゴンともお別れです。
マンゴースムージーを注文
向こう側にレックスホテル(REX HOTEL)が見えます。
レックスホテルの最上階もカフェになっていました。
サイゴン最終日、いよいよ夕暮れ時です。
サイゴンとのお別れということもあって、
車やバス、バイクの騒音やクラクションまでもが心地よいです。
風が生暖かくって本当に心地よいです。
鳥たちが自由に飛びまわっているのが
ビルの屋上から見えて心地よいです。
このまま、ずっとここサイゴンにいたい。。。
レロイ通りのイルミネーションが輝き始めました。
車やバイクのヘッドライドもきらめき始めました。
人民委員会庁舎もライトアップされ、
庁舎屋上の金星紅旗(ベトナム国旗)が
夜空にたなびいています。
レロイ通りとグエンフエ通りが交わるロータリー
目を閉じると、
ホーチミンでのいろいろなことが頭に浮かびます。
様々な音色のクラクション、
様々な長さのクラクションが
不思議に、そして心の底から心地よかったです。
国営百貨店の外観
タンソンニャット国際空港(HO CHI MINH C)
熱気あふれ、活気あふれるサイゴンとも
これでお別れ・・・
JL750便、まもなく日本へ
9月26日 日曜日の機内食(朝食)
雲の海
光る海
輝く日輪
手にとれるような近くの雲を通り過ぎると、
雲の下は光る海でした。いよいよ着陸です。
やっぱりニッポンはいいな~
なぜか、出発前にたまたまラジオで耳にした
米米クラブの「愛はふしぎさ」が僕の頭に流れ始めました。
カールスモーキー石井の歌声が
生きていることのすばらしさを教えてくれます。
ベトナムはすばらしい。
そして、ここニッポンもやっぱりすばらしい。
人類はすばらしい。
この星はすばらしい。
波打ち寄せる海岸線。
緑の田畑と流れゆく川。
ニッポンの豊かな大地、やはり嬉しいもんです。
朝7:10分、成田空港着。
約5時間半のフライト。
ベトナムと日本は
たかだか、その程度の距離しか離れてないんです。
さあ、今度は
あなたがベトナムへ行く番です。
▼今回のベトナム・ホーチミン旅行記
・ベトナム・ホーチミン旅行記 01 タンソンニャット国際空港のスゴイお出迎え
・ベトナム・ホーチミン旅行記 03 朝食はフォー、観光はバイクタクシー
・ベトナム・ホーチミン旅行記 04 ベトナム代表!ホーおじさん記念館
・ベトナム・ホーチミン旅行記 06 (ベトナム戦争)戦争証跡博物館
・ベトナム・ホーチミン旅行記 07 チョロン地区・ティエンハウ寺のうず巻き線香
・ベトナム・ホーチミン旅行記 08 ホーチミン7区と道端のにわとり屋
・ベトナム・ホーチミン旅行記 10 ノン(菅笠)と天秤棒の女性たち
・ベトナム・ホーチミン旅行記 11 聖マリア教会(サイゴン大教会)からぶらり歩き
・ベトナム・ホーチミン旅行記 12 バイクの大群!!夕方のラッシュアワー
・ベトナム・ホーチミン旅行記 13 ベンタイン市場の夜市、9・23南部抗戦の日ショー
・ベトナム・ホーチミン旅行記 14 クチトンネル(鉄の三角地帯・クチ)
・ベトナム・ホーチミン旅行記 15 ゴムの木とメコン川名物料理
・ベトナム・ホーチミン旅行記 17 いよいよ茶色いメコン川クルーズ
・ベトナム・ホーチミン旅行記 18 旧市場とベトナム伝統舞踊
・ベトナム・ホーチミン旅行記 19 暑い~!ホーチミン市内をジョギング
・ベトナム・ホーチミン旅行記 20 コムガー、デパート、市場。ありがとうサイゴン!!
▼次回のベトナム・ハノイ旅行記
・ベトナム・ハノイ旅行記 01 建都1000年に沸くハノイ
・ベトナム・ハノイ旅行記 03 ホーチミン廟、ホーチミンの家、一柱寺
・ベトナム・ハノイ旅行記 04 文廟とそこに咲いた可憐なアオザイ娘たち
・ベトナム・ハノイ旅行記 05 バスに揺られて陶器の里・バッチャン村
・ベトナム・ハノイ旅行記 07 世界遺産・ハロン湾クルーズへ
・ベトナム・ハノイ旅行記 08 ハロン湾クルーズとティエンクン鍾乳洞上陸
・ベトナム・ハノイ旅行記 09 チャーカーラーボンと旧市街歩行者天国
・ベトナム・ハノイ旅行記 10 ホーチミン主席のプロパガンダポスターを衝動買い
・ベトナム・ハノイ旅行記 11 ベトナム少数民族の民族学博物館、国旗掲揚塔
・ベトナム・ハノイ旅行記 12 バインミー、バインゴイ、ドンスアン市場
・ベトナム・ハノイ旅行記 13 旧市街をシクロで一周。さようならハノイ
(参考)
・ INSIGHT GUIDES 「VIETNAM(ベトナム)」
・ ホー・チ・ミン わが祖国の自由と独立 / 日本ベトナム友好協会
・ 物語 ヴェトナムの歴史 一億人国家のダイナミズム / 小倉 貞男
・ 人間の集団について ●ベトナムから考える / 司馬遼太郎
▼世の中いろんな人がいる ☆\(^▽^ )/ にほんブログ村 ベトナム旅行ブログ村 を見る