フィリピン・マニラ旅行記 13　全身が真っ赤なコブで覆われてしまった人

「木を塗るな～（大爆笑）」

３日目の朝、ホテルから歩いて、
インターネットＥＸＰＯの会場へ向かいました。

ベニグノ・アキノ大統領（通称:ノイノイ）のポスター

皆さん、既にご存知だと思いますが、
今年の６月に大統領に就任しています。
あの、暗殺されたニノイ・アキノ氏と
コラソン・アキノ元大統領の息子さんです。

コンドミニアム（マンション）

コンドミニアムのモデルルームがありました。
マニラ市内は、けっこうコンドミニアムの建築をやっていて、
高層マンションがニョキニョキ立ち始めています。

でも、すぐ隣が、まだ掘っ立て小屋とか
あばら家みたいだったりして、
そのコントラストが強烈なんですけどね！！

僕も、今回のマニラ滞在中に、
けっこう、コンドミニアムを買わないかと声掛けられました。
フィリピンの住環境も急送に変わりつつあるようです。

水たまり

毎日、雨が降るので、水たまりが街中のあちこちにあります。
しかも、腐っているような臭いがする水たまりも結構あって、
もう少し水はけを良くしたほうがいいんじゃないかと感じます。

この広場へは、通りから狭い路地を入ってたどり着いたんですが、
その狭い路地でとても可哀相な人を見てしまいました。

こういう書き方は人権的にどうかと思いますが、
僕が見たままを正直に書くと、
卓球のボールぐらいの真っ赤なコブが
顔、首、腕、足などカラダ全体に
びっしり生えてしまっている人がいたんです。

普通の皮膚はまったく見えず、カラダ全体が
何百個もの真っ赤なコブに覆われている人が座っていたんです。
たぶん、皮膚病が進んでしまったんだと思うんですが、
その人が、僕の方に手を差し出してきたんです。

「カネをくれ」ということだったと思いますが、
僕は視線を感じて、怖くなってしまい、
そこから早足で逃げ出してきました。

でも、他のフィリピンの人は、
皮膚病の人と、一緒に縁側にたたずんでて、
別になんとも感じず、ごく普通に暮らしているようでした。

これも、想像の域をでませんが、
治療のお金がなくって、病気がどんどん
進行してしまったんではないかと思います。

本当は目の前で立ち止まって、
その人のために、僕自身が何かやってあげれば
良かったんでしょうけれど、僕には何もできませんでした。

シンガポールでも、
１メートル以上もあるようなコブが
ほっぺたから垂れ下がっているおじいさんが
歩きづらそうに歩いてるのを見かけましたが、
東南アジアには、病気にかかっても、手術や治療ができずに
そのまま暮らさざるをえない人々がたくさんいるようです。
　
　

建設中のマンション

開店間近のマクドナルド

フィリピンに来たら、日本にない風景や見かけない景色を
ついつい写しちゃいますが、マクドナルドをはじめ
日本にもある有名な外食チェーンをけっこう目にします。
フィリピンも多国籍企業の世界進出の例外ではありえません。
マックなどの進出で、フィリピン人の生活も日本同様
どんどん多様化しているようです。
　

道端でおばあさんが売っていた新聞

フィリピン文化センター / ＣＣＰ（Cultural Center of the Philippines）

ホテルから歩いてあのイメルダ夫人が建てたという
フィリピン文化センターまでつきました。

フィリピン文化センターではミュージカル・キャッツが
上演されていました。夜の8時からでチケットはあるそうだったので、
「見ようかな」と一瞬考えましたが、やめときました。
柄じゃないですからね（笑い）

マニラ湾

マニラ湾に停泊していた船

ココナッツ・パレス

マルコス大統領が迎賓館として建てたこのココナッツ・パレスは
建物の７割がココナッツを素材としているそうです。

それにしても、このココナッツ・パレスはどこにあるかを
道路工事していた人たちに聞いたら、
流暢な英語で答えてくれました。

この国は、タクシーの運転手さんも、
工事現場の人たちもみんな英語が話せるんですね！
うらやましいです。

しかも、比較的聞き取りやすいキレイな英語なので、
なおさら素晴らしいと思います。

フィリピンはアメリカに支配されていたときに、
英語を植えつけられてしまったようですが、
結果的には、もの凄いメリットがあったと思います。

こんなこと書くと、保守系の人たちから怒られちゃいますが、
日本ももう少し被占領期間が長くって、
日本語と同時に、英語も公用語になっていれば
良かったかもしれません。

あとで、書きますが、
幕張メッセとかのＥＸＰＯなどで、
「国際○○フェア」とか「国際○○博」とか銘打ってるのに、
会場内は日本語オンリーみたいな事例が、
日本はたくさんありますが、
シンガポールやフィリピンはぜんぶ英語でやりますからね！
その時点で、日本は外との扉を自ら閉じて、
非国際的になっていると言えるでしょう。