「げーっ」
胃カメラが喉を通るとき、
やっぱり気持ちが悪くなってしまいました(泣く)
年齢も年齢だし、バリウムだけじゃなく内視鏡検査も
やっておこうと思って実に20年ぶりに胃カメラを飲んできました。
前回は二十歳(はたち)の頃に十二指腸潰瘍になり、
無理矢理飲まされたんですが、今回は自主的に臨んだ
人間ドッグでの出来事です。
胃をキレイにする液体をのみ、喉を麻酔させる麻酔液を
口に含みながら天井を向いて約1分。
いよいよ、診察台に横向きに寝かせられ、先生(女性)に
最後の麻酔ということで喉に霧状の麻酔を吹き付けられ、
マウスピースを咬まされたあと、
「スルスルスル」と胃カメラが体内に進入してきました。
「げー」
「おぇ~」
スンゴク気持ち悪くって目から涙がずっと流れていました。
しばらくして「肩の力を抜いてください」という先生や看護婦さんの
アドバイスに従って体を楽にすると涙は止まりました。
その間約5分、胃カメラはとうとう僕の体内からでていきました。
20年前よりはましだったのですが、
僕は胃カメラ苦手です(泣く)
しばらくすると先生はパソコンのモニターに映し出した撮った
ばかりの写真を指差しながら、僕の胃にはガンがないこと、
とても綺麗な状態であることを教えてくださいました。
十二指腸も大丈夫だそうです。
20年前の十二指腸潰瘍の跡があるそうで先生がその跡を
見せてくれましたが、僕はその瞬間20年前のあの頃の
自分を急に思い出しました。
ちょうどあと20年くらい使えればそれでいいこの体ですが、
なんとなく今の僕は人生の節目に位置しているような気がしました。
【2007年 7月20日 追記】
村内伸弘@ムラウチ ドットコム