「100年に1度」
今の不況や経済情勢を、このように表現する方がけっこう
いらっしゃるのですが、実際に会社をつぶしてしまった
経営者の方や職を失ってしまった労働者の方、
それらのご家族の方々は除いてですが、
僕のぶひろや普通の人たちが
「100年に1度」という表現を使うことはいかがなものか?
と正直感じています(^^)
グリーンスパンさんが言い出しっぺのようですが、
第二次世界大戦・戦勝国のアメリカはいざしらず、
我がにほんの直近100年の歴史を見ると、
この100年の間にはスッポリと
先の大戦や大戦前後の混乱期が入るんですよね。
ですので、飽食で満ち足りて
メタボを恐れつつ何不自由なく暮らしてる僕らの時代が
100年に1度のひどい時代なわけがありません。
30年に1度くらいならばよしとしますが、
先の大戦中、中国本土で、フィリピンで、太平洋の島々で、
広島で、長崎で、沖縄で、
戦後は凍てつく極寒のシベリアで。
心ならずも地獄絵のような中で命を落とされた
300万人を超える先輩たちのことを思うと
100年に1度という言い方は非常に失礼だと
個人的には思っています。
・僕の硫黄島からの手紙レビュー - クリント・イーストウッド監督
・戦中・戦後の国民生活上の労苦を伝える昭和館 - 東京都千代田区
みなさんがどう思っていらっしゃるのか?
僕にはわかりませんが、
僕自身は
「100年に1度」という表現は絶対に使いませんし、
安全で恵まれた国に暮らせることと、
にほん人の先輩たちのこの100年間(特に大戦とその前後)の
労苦への感謝の気持ちを忘れないようにしています。
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
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