昭和を代表する写真家・土門 拳(どもん けん)。
その土門拳さんの写真をまとめた文庫本を読みました。
なんだかとってもあったかい気持ちになりました。
ページの中で笑う子供、
泣く子供、
はしゃぐ子供。
チャンバラをする子ども、
ゴム飛びをする子ども、
酒田・山王祭りの露天の少女。
東京下町のこどもたち、
日本各地のこどもたち、
筑豊のこどもたち。
素敵な昭和時代を切り取ったかのような
これらの写真には郷愁とともに、
人間存在のすばらしさが詰まっているようです。
にんげんバンザイ!と素直な気持ちで
叫びたくなるような写真集です。
土門拳さんのレンズを通したやさしい眼差しが
実に心地よくって安らぎすら感じました。
また、20年くらい前に見て、当時涙が止まらなかった
「弁当を持ってこない子ども(筑豊のこどもたち)」は
まさに理不尽で矛盾に満ちた社会を写し取った
僕のぶひろにとって一生涯忘れられない一枚です。
今回も涙が僕の頬を伝わりました。。。
>弁当を持ってこない子は絵本を見ている。
>弁当を持っているこどもたちが何かのひょうしで
>どっと笑っても、何も関係がないかのように
>絶対にそちらを振り向かないのだった。(土門 拳)
写真集だからパラパラめくるだけですよ、
たった790円ですよ、
ぜひ皆さんも買ってみてください。
にほんという国の美しさや
にほん人のやさしさ、
そして時代を超えた子ども達の無邪気さに
胸がキューッと締めつけられます。
ため息がでて、時々、涙もこぼれます。
晴れ晴れとした明るい気持ちにもなります。
・Cozy's 東京スナップ (散歩と写真)さん:書評:腕白小僧がいた/土門拳
・ずっと大分が好きださん: 「腕白小僧がいた」 -土門拳- 2002年
・路地裏の少年!東京都台東区寿&江東区東陽(東京の下町)の路地裏写真やはなし塚
村内伸弘@ムラウチ ドットコム
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