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2006年 4月 27日(木)
昭和40年代前半、四国・観音寺の青春
09.旅行、温泉 , 10.書評・レビュー
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平成3年(1991年)、芦原すなおさんが直木賞を受賞した
「青春デンデケデケデケ」という本を読みました。
映画やDVDは大好きで何度も見たのですが、
原作を読むのは初めてでした。
大林監督の映画のすばらしさに負けず劣らず
原作者の芦原すなおさんの文章もじつに
テンポがよく、ノスタルジックで切なくて、たまらなかったです。

ぼくの中では映画のイメージが強くて、
文章を読むと
「ははあ、映画のあのシーンだ」と役者さん達の表情が
頭の中に次々と、そして生き生きと浮かんできました。
活字で読む、讃岐弁はほんとうに優しく、
昭和40年代前半の香川県・西讃(せいさん)地方に生きる
人々の描写も暖かく、やわらかかったです。
芦原すなおさんの郷土に対する愛情が
文中に染み込んでいて、
読んでいるとジーンとする場面の連続です。
僕の本の帯には
「抱腹絶倒!90年代に贈る爽快青春小説」と書いてありますが、
抱腹絶倒というよりも、
過ぎ去った時代への懐かしさやにんげんの持つやさしさに
キレイな涙がこぼれてくる作品です。
たった40年前のにほんは
こんなにも純粋で、無垢だったことを実感し、
僕はうれしくなってしまいました。
>この世には悪意というものはないのだ、あったとしてもほんの少しの
>もので、善意の方がずっと多い---などと、ぼくはふとそんな
>たわけたことをぼーっとした頭で考えているうちに、
>やさしい祖谷の闇に包まれていつしか深い眠りに落ちた。
>ぼくは泣き出してしまった。
>手放しで泣いた。
>おいおい泣いた。
うつくしい日本語をシャワーのように浴びて、
つかの間の夢見心地の時間を持てました。
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投稿者 ブログ社長 ムラウチ : 2006年04月27日 09:27




