昨日、新橋演舞場に新春大歌舞伎を見に行ってきました。
演目は「相生獅子」「金閣寺」「加賀鳶」の3つでした。
歌舞伎はなんと12年ぶりなんですが、
やっぱりとってもいいですね!!
絢爛豪華でふくよかな雰囲気は最高です!
「相生獅子」では、白毛と赤毛の連獅子が一緒に
豪快な毛振りで大興奮!かっこいいです!
大迫力です!ワンダフル!
「金閣寺」では、雪姫の美しさにびっくり!
とても男(尾上菊之助)とは思えません。
赤い梅が描かれた金色の屏風の前でピンクの着物に身を
まとった雪姫に僕は吸い寄せられました。
鮮やかな桜吹雪の中の雪姫に僕はゾクゾクしてしまいました。
長唄や三味線や鳴物も雰囲気をグッと盛り上げますし、
役者のセリフも独特のリズムがあって聞き惚れます。
そして、役者が見栄を切る場面は最高にかっこいいです!!
今年は新春早々、
すごくふくよかな気分になりました。
歌舞伎って楽しいですね。
今年はいい年になりそうです。
▼English(英文)
I went to Shimbashi Embujo to watch the New Year's Kabuki yesterday. There were three programs, "Aioijishi", "Kinkakuji", "Kagatobi." As I went to Kabuki theatre for the first time in 12 years, I could experience again that Kabuki is quite brilliant! The really gorgeous and generous-hearted atmosphere is very excellent!
In Aioijishi, both a red-haired lion and a white-haired lion vigorously shake their hair together. I was very excited! It was cool and powerful! How wonderful it was!
In Kinkakuji, I was surprised by the beauty of Yukihime. I couldn't believe it was acted by a man, Kikunosuke Onoe. I was fascinated by her. She was wearing a pink Kimono in front of a golden folding screen painted with a red japanese plum. She made me tingle as she was in the shower of some vivid cherry blossom. The long epic song, the "Shamisen", and musical instruments create the atmosphere remarkably. The lines, with their individual rhythms, made me entranced. Moreover, the scene actors play their poses in a very good-looking way.
From early in this year, I felt well enriched.How amusing Kabuki is! It seems that this year will be a lucky one.
新橋演舞場前
僕が見た昼の部の演目、
「相生獅子(あいおいじし)」「金閣寺(きんかくじ)」「加賀鳶(かがとび)」
新橋演舞場入口
着物の女性がけっこういてとても華やかな雰囲気でした!
お正月らしいです ^^
演目ごとに芝居絵がかかっていました。
気分がグングン盛り上がってきます!
お正月のお飾りでますます気分が高揚。
これも新春大歌舞伎ならでは~
劇場のホールに飾ってあった羽子板
連獅子(れんじし)、超かっこいいです!
白毛の親獅子と赤毛の子獅子が超イカしてます!!
「相生獅子」で連獅子が踊り狂いましたが、
背筋がゾクゾクするほど迫力がありましたよっ。
劇場内
パンフレット
左側のページのピンクの着物姿の女性が雪姫(ゆきひめ)。
「金閣寺(きんかくじ)」での雪姫の立ち振る舞いは
優雅で、本当に女性的で僕は一目惚れしちゃいました(笑い)
幕
歌舞伎揚を思い出したあなた!
「あなたは正しいです(大笑い)」
僕も歌舞伎揚を思い出し、唾が出て、お腹が鳴りましたよ(爆笑)
うわー!素敵すぎる!!お正月らしすぎる!!
見に来てよかったー
まだ、始まってもいないのに気分は最高潮に!!!!
幕間に場外で木遣りもやってました。
ついてます!
纏(まとい)を振る人と我ら見物人。
新門辰五郎(しんもん たつごろう)のようにイナセです!
火消はカッコイイですね♪
感激の観劇が終わり、家路につきます。
桜の木に縛られた雪姫が、足で桜の花びらに鼠を描く
「爪先鼠(つまさきねずみ)」の場面は
実に、実に、実に美しかったです!!!!
雪姫さん、さようなら。
「金閣寺(祇園祭礼信仰記)」のこの雪姫は
「鎌倉三代記」の時姫(ときひめ)、「本朝廿四孝」の八重垣姫(やえがきひめ)と共に
「三姫(さんひめ)」の一人に数えられているんですよ~
どうりで美しいわけです(^^)/
銀座・和光前
(参考1)
銀座の〝新歌舞伎座〟で壽初春大歌舞伎 - 絢爛豪華、ふくよかな時間。
尾上松也 歌舞伎自主公演 「挑む 第八回外伝」を鑑賞 - セルリアンタワー能楽堂
(参考2)
新橋演舞場の歴史
時代を超えて受け継がれる新橋演舞場
新橋演舞場の新築開場は大正14年4月のことでした。京都や大阪には立派な演舞場や歌舞練場があるのに、東京にないというのは残念だという川村徳太郎(芸者屋屋号森川家)の発案で、五業組合の協賛のもとに資本金200万円の新橋演舞場株式会社を設立したのが起源といいます。
新橋演舞場が建てられたのは、当時の東京市京橋区木挽町10丁目14番地(のちの6丁目9番地、そして現在の中央区銀座6丁目18番2号)で、この場所は、偶然にも芝居狂言「加賀見山旧錦絵」のお初が、主人尾上の敵である岩藤を討った松平周防守の下屋敷跡でした。
建設以前は、狭い川に面した荒れ果てた空き地で、草木もうっそうと茂り、夜は道行く人も珍しい実に不気味なところだったといいます。そこに定員1,679人の三階建ての立派な劇場が建てられたのです。
多くの優れた専門家が結集し大正12年に着工。その途中で関東大震災に遭い、一時工事を中止するハプニングもありましたが、20ヶ月にわたる全工事を完了し開場にこぎつけました。当初目的だった新橋芸者の技芸向上を披露する場として春秋二季に「東をどり」を主に公演。昭和15年新橋演舞場は松竹株式会社と興行契約を結び、松竹が興行面を受け持って松竹傘下の主要劇場となりました。そして長い歴史の中で観客に親しまれながら、歌舞伎、新派、新喜劇、新国劇、前進座を演舞場のカラーとして定着させていったのです。
第二次世界大戦では空襲のため、外周りを残して焼失。昭和23年に復興されましたが、終戦直後の再建のため、舞台の規模を生かす舞台機構や諸設備が新しい時代の要請や消防法などにこたえられなくなりました。
そこで昭和57年に新装されたのが、日産自動車本社ビルと複合した現在の演舞場です。新装には最新システムの導入だけでなく、ゆとりある客席空間、正面玄関のレンガなど、旧演舞場設計の精神が大切に受け継がれています。
(公式サイトより引用)
村内伸弘@ムラウチ ドットコム.。.:*・゚☆.。.