新大久保・松屋の「カムジャタン鍋（韓国豚背骨鍋）」を食す

新大久保・松屋　カムジャタン鍋

カムジャタン（じゃがいもと豚肉背骨鍋）を食べてみたい食べてみたいと
前から思っていたんですが、先日、新大久保のコリアンタウンの
はずれ（新宿寄り・職安通り）にある松屋さんに行くことができました。

以前、前を通ったことがあったんですが、
韓国の中庭みたいなのがあって、
「ここは韓国？」みたいな印象を抱いていたんです。
ソウル旅行へ行ったときに、

仁寺洞（インサドン）の路地裏にあった韓定食屋さんと似てました。

いざ、お店に入ってみると、
お昼だったのでお客さんはまばらで、
お庭の席ではなく、すんなりお座敷に座ることができました。
他のお客さんは全員韓国の方のようで、韓国語が
ガンガン聞こえてきますし、内装や調度品も韓国そのままですから
ちょっとしたプチ韓国旅行の気分です。

もちろん、僕はこの松屋さんの看板メニューの
「カムジャタン」を頼んで、あとはネギちぢみを頼みました。

まずは最初に出てきたのはネギちぢみ、
やっぱりデッカイ！！
でも、やわらかくっておいしい、おいしい！！
ぐびぐびぐびぐび飲み込んで
あっという間に食べちゃいました。うますぎる！！

一緒に行った人は、
「もう一枚頼もう！」なんて言ってました（笑い）

「おいおい、これからまだ
カムジャタンが出てくるんだから。」
はっはっはｗ
　

ネギちぢみ。でかい！！

（左）ネギちぢみ

そして、ちょうどネギちぢみを食べ終えた頃、
お店のお姉さんがカムジャタン用の銀色の鍋を
テーブルに持ってきてくれました。
そして、そのままどこかへ行ってしまいましたｗ

食べるタイミングがわからないんで
なんどもお姉さんに「もういいの？もういいの？」と
聞いてしまいましたが、
お姉さんは鍋奉行なので、すべてやってくれます。
焦っちゃダメです（笑い）

韓国料理は、ぜんぶ店の人が
やってくれますよね、そういえば！！

グツグツとものすごい色に煮立つ鍋を
時々お姉さんが戻ってきて掻き混ぜてくれました、
そして、しばらくすると
いよいよ、ＯＫを出してくれました。

小皿に背骨をたくさんとって、
左手で豚の背骨をそのままつかんで
むしゃぶりつき始めました！

テーブルにはたくさんウエットティッシュがありましたが、
手が汚れたらどんどん使ってくださいということのようでした。

カムジャタン、さてどんな味なのか？
辛いのか？どうなのか？

いえいえ、ぜんぜん辛くありません。
こんなに真っ赤なスープなのに、辛くもないし、
肉のくさみもぜんぜんありません。
奇跡的です！！

そして、食感もやわらかく
とても美味しいです。
しゃぶったり、お箸でつついたり
なんとなく無言で食べる“蟹（かに）的”な感じもありますね＾＾

味は一口目にすごいおいしいという感じじゃなくって、
何個か食べて、また食べて、
またまた食べて、また食べてとやっていくうちに
なんだかやめられなくなっていってしまうような
そんな美味しさです（＾＾）/

じわじわ美味しさがこみ上げてくるみたいな
食べ物ですね、このカムジャタンは！

じゃがいもは、なんだかじゃがいもというよりも
さつまいもっぽい味でしたが
これもまたなかなかイケましたよ。
　
　
そして、そもそも鍋ですし、
唐辛子とかしょうがとか入っているので
カラダの芯からポッカポッカしてきます。
これは最高ですね！
この味は４０年生きてきて、初体験の味でした。
ごちそうさま～

ちなみに、夜になっても
カムジャタン効果でカラダはずっとポカポカしてました。

（左）カムジャタン鍋用の銀色の鍋　　　　　　　（右）火をつける前

（左）火をつけて煮込んでいる途中　　　　　　　（右）小皿にとったじゃがいも

（左）小皿にとった豚の背骨　　　　　　　　　　　（右）しゃぶりつくした後の背骨

もう結構満腹だったんですが、
せっかくですので残ったスープを使って
ポックンバ（炒め飯）にしてもらって食べました。
これもお姉さんが全部やってくれましたが、
日本の“おじや”というよりも、
べちゃべちゃしていないチャーハンに近い感じです。

いやはや、このポックンバも
美味しかったです。

ようは韓国料理って
ぜんぶおいしいってことですよね！！
たのしくって大満足な新大久保でのランチでした。