かがり火を焚きながら長良川(ながらがわ)をゆっくりと進む、鵜匠の船。
写真上部の明かりは金華山上でライトアップされた岐阜城
織田信長もここから鵜舟の明かりを眺めたのでしょうか。。。
「川風がいいなあ、虫の音と船に当たる波の音がとても気持ちいいよっ」
予約をしておいた岐阜名物・長良川鵜飼(うかい)。
見ましたよ鵜飼、生まれて初めて!!
いやー、鵜匠(うしょう)たちの鵜さばきというか、
手縄さばきというか、見事です。
次々と鵜が新鮮な鮎(あゆ)を捕まえては飲み込んで
吐き出されていました。
まさに
「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」という芭蕉の世界です。
なんせ、この鵜飼は1300年以上前から
同じスタイルで行われている鮎漁とのことで、
鵜匠たちもなんと!宮内庁の職員ですよ!
宮内庁勤務なんです(これにはビックリしましたw)
→ 正式職名:宮内庁式部職鵜匠
ゆらゆらと篝火(かがり火)が川面に映り、
お能の曲がBGMで流れる幻想的な薄明かりの中で
鵜飼は行われました。
いにしえの 雅伝える 水面の舞
パンフレットの表紙にはそう書かれていました。
これは観光というよりも、芸術ですね。間違いなく!
鵜匠さんたちは芸術家であり表現者ですよ。
僕はそう思いました。
すばらしい舞台を見せてもらったような感覚です、
岐阜よ、長良川よ、そして鵜匠さんたち本当にありがとうございました。
※鵜飼とは鵜を飼いならして魚を獲る古くからの漁法です。
↓世の中いろんな人がいる \(^O^)/